2023年6月10日〜11日、岡山県の岡山国際サーキットで「TCRジャパンシリーズ2023 Round 2」が行われ、Audi RS 3 LMSの加藤正将選手が惜しくも優勝を逃した。
![画像1: 【TCRJ Rd.2 OKAYAMA】Audiが優勝を逃す](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783350/rc/2023/06/12/2dca7abbf84be4eaab9b399b46389fcd9264d5a1_xlarge.jpg)
2L以下の直噴ターボエンジンを積むFF車の「TCR車両」で争われるこのツーリングカーレース、岡山の第2ラウンドには、Audi RS 3 LMSが3台、Cupra TCRが1台、Honda CIVIC TCRが3台の計7台がエントリーした。なお、Cupraはフォルクスワーゲン グループの「Seat(セアト)」のスポーツカーブランドであり、Cupra TCRとAudi RS 3 LMSが同じスペインのファクトリーでつくられている。
![画像: #7 玉田誠二選手](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783350/rc/2023/06/12/4022f70ee04265a2bc924d77416030ea8bf34ece_xlarge.jpg)
#7 玉田誠二選手
![画像: #17 鈴木建自選手](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783350/rc/2023/06/12/fe57d43d97e63a47684e79d010b7a0756468b90a_xlarge.jpg)
#17 鈴木建自選手
![画像: #19 HIROBON選手](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783350/rc/2023/06/12/5a5edeeca37884b379986b93eae5a0ac3d6c9329_xlarge.jpg)
#19 HIROBON選手
![画像: #65 加藤正将選手](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783350/rc/2023/06/12/ea6ea38200bbfad69c1a418a65e164ce40e8a6e5_xlarge.jpg)
#65 加藤正将選手
TCRジャパンシリーズの各ラウンドは、「Saturdayシリーズ」と「Sundayシリーズ」で構成され、15分間の公式予選と、23分+1LAPの決勝レースが、それぞれ行われる。
Saturdayシリーズ
6月10日の午後1時ちょうどから、Saturdayシリーズの決勝が行われた。ポールポジションはHonda CIVIC TCRの#98 猪爪杏奈選手が獲得。Cupra TCRの#19 HIROBON選手は3番グリッドから、Audi RS 3 LMSの#65 加藤正将選手は5番グリッドからのスタートとなった。
![画像1: Saturdayシリーズ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783350/rc/2023/06/12/7363e3f9d456aa498306a0e85fb0ccc8acb90e79_xlarge.jpg)
レースは、2番グリッドのHonda CIVIC TCRの#55 MOTOTINO選手がスタートでトップに踊り出るが、2周目には#98 猪爪選手がトップを奪い返す。一方、#55 MOTOTINO選手にはフライングスタートがあったとして10秒のタイム加算ペナルティが科され、さらに5周目には2コーナーでスポンジバリアに突っ込み、セーフティカーが導入されるなど荒れた展開に。
![画像2: Saturdayシリーズ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783350/rc/2023/06/12/9c61c01484fdc401c3849e3a7fc2ca5556571399_xlarge.jpg)
開幕戦の鈴鹿で2位表彰台を獲得した#19 HIROBON選手は40kgのハンディウェイトに苦しみ上位争いから外れてしまう。一方、#65 加藤選手は、Honda CIVIC TCRの#69 梅本淳一選手と激しい2位争いを演じるが、オーバーテイクするには至らない。この隙に#98 猪爪選手は後続との差を広げてトップでチェッカードフラッグを受ける。#65 加藤選手は#69 梅本選手にコンマ920秒及ばず、3位でレースを終えた。
![画像2: 【TCRJ Rd.2 OKAYAMA】Audiが優勝を逃す](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783350/rc/2023/06/12/a5f56e1bce148adbb759f81e5e13d52d5b627f0e_xlarge.jpg)
![画像3: 【TCRJ Rd.2 OKAYAMA】Audiが優勝を逃す](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783350/rc/2023/06/12/693c1f82cc1d382eba5e437270ee5d1d4e037314_xlarge.jpg)
#19 HIROBON選手は4位、Audi RS 3 LMSの#17 鈴木建自選手は5位、Audi RS 3 LMSの#7 玉田誠二選手は6位で、それぞれ完走した。
Sunday シリーズ
翌11日の午後1時から、Sundayシリーズの決勝が行われた。午前8時45分から行われた予選では、ウェットコンディションの難しい状況下、#19 HIROBON選手がポールポジションを獲得。2番グリッドは#98 猪爪選手、3番グリッドは#65 加藤選手となった。
![画像: Sunday シリーズ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783350/rc/2023/06/12/e73117121e8aecef77ae580419cb6ebf421337d7_xlarge.jpg)
決勝レースでは、#65 加藤選手が好スタートを決めてトップに浮上。これを#98 猪爪選手が追う展開に。この2台がレース序盤に激しいトップ争いを繰り広げるが、4周目のアトウッドカーブで#98 猪爪選手が#65 加藤選手のインをこじあけトップに踊り出る。オーバーテイクの際に接触を受けた#65 加藤選手は#98 猪爪選手を追うがトップを奪い返すことはできず、最終的には#98 猪爪選手が#65 加藤選手に7.661秒の差をつけ優勝。2位は#65 加藤選手で、#19 HIROBON選手は5位、#7 玉田選手が6位、#17 鈴木選手が7位でそれぞれ完走した。
![画像4: 【TCRJ Rd.2 OKAYAMA】Audiが優勝を逃す](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783350/rc/2023/06/12/45a5fee5f83281347f74f227f41bbbe2849ce9b6_xlarge.jpg)
![画像5: 【TCRJ Rd.2 OKAYAMA】Audiが優勝を逃す](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783350/rc/2023/06/12/301d3f8f1e7d051ef5c66e3698009710cc586c41_xlarge.jpg)
![画像6: 【TCRJ Rd.2 OKAYAMA】Audiが優勝を逃す](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783350/rc/2023/06/12/06e3acb37cdcc6e33dcd162c85db44aafef42f21_xlarge.jpg)
次の第3戦は、8月19日〜20日、栃木県のモビリティリゾートもてぎで開催される。
(Text by Satoshi Ubukata / Photos by TCR Japan)
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