2022年8月28日、三重県の鈴鹿サーキットにおいて、2022 AUTOBACS SUPER GT第5戦「FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT 450km RACE」の決勝レースが行われ、#6 Team LeMans Audi R8 LMSが5位入賞を果たした。

画像: 片山義章選手(写真中央左)とロベルト・メルヒ選手(写真中央右)。

片山義章選手(写真中央左)とロベルト・メルヒ選手(写真中央右)。

GT300クラスに唯一Audi R8 LMSで参加するTeam LeMansは、前戦同様、片山義章選手とF1参戦経験のあるスペイン人のロベルト・メルヒ選手の2人が450kmの長丁場に挑んだ。

8月27日にはノックアウト方式の予選が行われ、Q1のA組に臨んだ#6 Team LeMans Audi R8 LMSのメルヒ選手は、計測2周目に1分57秒798をマーク。この時点でメルヒ選手がトップに立ち、その後、#55 ARTA NSX GT3の木村偉織選手がこれを上回るが、最終的には2番手でQ1突破を果たす。

画像1: #6 Team LeMans Audi R8 LMS

#6 Team LeMans Audi R8 LMS

続くQ2では、#6 Team LeMans Audi R8 LMSの片山選手が硬めのタイヤでタイムアタックを行い、1分58秒393をマーク。今季最上位の10番グリッドを獲得した。GT300クラスでは#10 TANAX GAINER GT-Rが、GT500クラスでは#23 MOTUL AUTECH Zがそれぞれポールポジションに輝いている。

8月28日には77周、約450kmの決勝レースが行われた。

画像: GT300クラスのスタートは#10 TANAX GAINER GT-Rがホールショットを奪う。

GT300クラスのスタートは#10 TANAX GAINER GT-Rがホールショットを奪う。

GT300クラスは、序盤は#10 TANAX GAINER GT-Rがリードし、その後、#244 HACHI-ICHI GR Supra GTがトップを奪う。しかし、その後方につけていた#4 グッドスマイル 初音ミク AMGは早めにピットストップを行うなどの作戦で中盤にトップに立ち、そのまま逃げ切って4年ぶりのクラス優勝を果たした。2位は#10 TANAX GAINER GT-R、3位には#30 apr GR86 GTが入った。

10番手からスタートした#6 Team LeMans Audi R8 LMSは片山選手が第1、第2スティントを担当。13周を終えたところで給油とタイヤ交換を行い、終始10位前後をキープ。入賞への希望をメルヒ選手につなげる。

39周以降はメルヒ選手が追い上げを見せ、ライバルがトラブルなどで戦線を離脱する中、徐々にポジションを上げ、66周目には5位に。メルヒ選手はそのままチェッカードフラッグを受け、開幕戦と同じ5位入賞で72周のレースを締めくくった。

GT500クラスは、クラス最後尾の15番グリッドからスタートした#12 カルソニック IMPUL Zが劇的な追い上げを見せ、残り3周というところでトップ走行中の#17 Astemo NSX-GTをかわして首位に浮上。そのままゴールに飛び込み、優勝を手にした。2位は#17 Astemo NSX-GT、3位は#39 DENSO KOBELCO SARD GR Supraが入った。

次の第6戦は、9月18日、宮城県のスポーツランドSUGOで決勝が行われる。表彰台に手が届く位置までチーム力が高まったTeam LeMansが、どんなレースを見せてくれるのか、いまから楽しみだ。

(Text by Satoshi Ubukata / Photos by Hisao Sakakibara)

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