2022年6月3日〜5日、静岡県の富士スピードウェイで開催された「スーパー耐久シリーズ 2022 Powered by Hankook 第2戦 NAPAC 富士 SUPER TEC 24時間レース」のST-Zクラスに、Audi R8 LMS GT4、Porsche 718 Cayman GT4が参戦し、#21 Hitotsuyama Audi R8 LMS GT4が3位表彰台を獲得した。

画像1: 【S耐 富士24時間】Hitotsuyama Audi R8 LMS GT4が3位表彰台

国内唯一の24時間レースとして開催されている富士24時間レースに、今回は56台が参加。このうち、Audi R8 LMS GT4とPorsche 718 Cayman GT4が参戦するST-Zクラスには7台がエントリーしている。

#21 Hitotsuyama Audi R8 LMS GT4はこのレースが2022シーズンのデビュー戦となる。Aドライバーには、昨年富士24時間にAudi R8 LMS GT3でスポット参戦したジェントルマンドライバーの本多秀朗選手を起用。そしてBドライバーとし、SUPER GTやスーパーフォーミュラで活躍中の宮田莉朋選手が加わる。Cドライバーには、FIA-F4やスーパーフォーミュラ・ライツで実績のある神晴也選手。そして、DドライバーとEドライバーには、Audi A1 Fun Cupで好成績を収めた若手の阿野雄紀選手と藤井優紀選手が名を連ねる。

6月3日には予選が行われ、#22 Porsche Cayman GT4 RSがクラス2番手、#19 BRP★SUNRISE-Blvd718GT4MRがクラス5番手、#21 Hitotsuyama Audi R8 LMS GT4がクラス6番手、#505 RED SEED Audi R8 LMS GT4がクラス7番手のスターティンググリッドとなった。

そして、6月4日午後2時59分には、24時間レースがスタートした。

#21 Hitotsuyama Audi R8 LMS GT4は、レース序盤に一時クラストップに踊り出ますが、ジェントルマンドライバーやアマチュアドライバーが中心のチームだけに、中盤には5番手を走行。それでも、マシンのトラブルやアクシデント、ペナルティとは無縁の堅実な走りで順調に周回を重ねていく。

深夜には宮田選手と神選手が速いペースで走行し、午後11時半過ぎには宮田選手が4位に浮上した。

そして、朝8時を過ぎたころ、トップを快走中の#22 Porsche Cayman GT4 RSがトラブルにより戦線を離脱。これにより#21 Hitotsuyama Audi R8 LMS GT4は表彰台圏内に浮上した。

このポジションを守るとともに、さらに上のポジションを狙うことを決めたチームは、ドライバーの走行順を急遽変更し、宮田選手と神選手の2名にゴールまでの走行を託すことにした。

ただ、残り6時間半の時点で、クラス2番手とは4周の開きがあり、宮田選手と神選手の両名の懸命の追い上げでも、2周差までに詰めるのが精いっぱい。最終的には、クラストップの#500 5ZIGEN AMG GT4から5周遅れの3位で、デビューレースを表彰台で飾ることになった。

一方、#19 BRP★SUNRISE-Blvd718GT4MRはトップから16周差の4位でフィニッシュ。#505 RED SEED Audi R8 LMS GT4はトラブルなどを乗り切り、トップから82周遅れの5位で完走を果たした。

総合では、760周を走ったST-Xクラスの#62 HELM MOTORSPORTS GTR GT3(鳥羽 豊/平木湧也/平木玲次/ショウン・トン組)が優勝を果たしている。

画像: #62 HELM MOTORSPORTS GTR GT3

#62 HELM MOTORSPORTS GTR GT3

次戦の第3戦は、7月9日〜10日に宮城県のスポーツランドSUGOで開催される。

(Text & photos by Satoshi Ubukata)

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