2022年4月17日、岡山県の岡山国際サーキットにおいて、2022 AUTOBACS SUPER GT第1戦「OKAYAMA GT 300km RACE」の決勝レースが行われ、#6 Team LeMans Audi R8 LMSが5位入賞を果たした。

画像1: #6 Team LeMans Audi R8 LMS

#6 Team LeMans Audi R8 LMS

新シーズンを迎えたSUPER GT、FIA GT3などが集うGT300クラスには28台がシリーズエントリーし、ここ岡山には27台が参加した。Audi勢は本山 哲選手と若手の片山義章選手を擁するMOTOYAMA Racing with Team LeMansがAudi R8 LMSで参戦。シーズン開幕前には“evo Ⅱ”アップデートキットにより、エアロダイナミクス、エンジン、サスペンションの改良を図るなどしてこの開幕戦に備えてきた。

画像: #6 Team LeMans Audi R8 LMSの本山 哲選手(右)と片山義章選手(左)

#6 Team LeMans Audi R8 LMSの本山 哲選手(右)と片山義章選手(左)

一方、トヨタ、日産、ホンダがメーカーの威信をかけて戦うGT500クラスには、GR Supraが6台、今シーズンから投入されたNissan Z GT500が4台、Honda NSX-GTが5台の計5台がGTカーの頂点を目指す。

4月16日の14時からノックアウト方式の予選が行われ、GT300クラスの#6 Team LeMans Audi R8 LMSは、本山選手が7位でQ1を突破。そしてQ2では片山選手が16台中12番手のタイムを叩きだした。ポールポジションは#61 SUBARU BRZ R&D SPORTの井口卓人/山内英輝組が獲得し、2番手に#96 K-tunes RC F GT3の新田守男/高木真一組、3番手には#10 TANAX GAINER GT-Rの富田竜一郎/大草りき組が続いた。

一方、GT500クラスでは、#1 ENEOS X PRIME GR Supraの大嶋和也/山下健太組がポールポジションを獲得。2番手が#39 DENSO KOBELCO SARD GR Supraの関口雄飛/中山雄一組、3番手が#100 STANLEY NSX-GTの山本尚貴/牧野任祐組となった。

翌17日の14時には82周300kmの決勝レースがスタートした。

GT300クラスは、ポールポジションからスタートし#61 SUBARU BRZ R&D SPORTの井口選手が序盤リードするが、22周目に5番手スタートの#56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-Rの藤波清斗選手がトップを奪う。途中のピットストップでも実質トップを守る一方、#61 SUBARU BRZ R&D SPORTはピット作業に手間取り、大きく順位を落とした。

画像1: 【SUPER GT Rd.1 Okayama】Team LeMans Audi R8 LMSが初ポイントを獲得!

予選12番手の#6 Team LeMans Audi R8 LMSは本山選手がスタートを担当。オーバーテイクが難しい岡山国際サーキットで我慢のレースを強いられるが、それでもトップから10〜20差を守り、片山選手に入賞の望みを託す。

本山選手からステアリングを託された片山選手は入賞圏内の実質10番手でコースに復帰。その直後から#4 グッドスマイル 初音ミク AMGの谷口信輝選手に行く手を阻まれるが、56周目に谷口選手をオーバーテイクすると、その後も#10 TANAX GAINER GT-Rの富田竜一郎選手、さらに#7 Studie BMW M4のアウグスト・ファルフス選手を立て続けにオーバーテイクし、気がつけば5番手までポジションを上げていた。

レースは#56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-Rがそのまま逃げ切り優勝。2位は#18 UPGARAGE NSX GT3の小林崇志/太田格之進組、3位は#65 LEON PYRAMID AMGの蒲生尚弥/篠原拓朗組。#6 Team LeMans Audi R8 LMSは5位でフィニッシュし、参戦2年目にして、念願の初ポイントを手に入れた。

一方、GT500クラスは、ポールポジションからスタートした#1 ENEOS X PRIME GR Supraが圧倒的な速さで終始トップを走り、ポール・トゥ・ウィン。2位には#100 STANLEY NSX-GT、3位には#23 MOTUL AUTECH Z(松田 次生/ロニー・クインタレッリ組)がつけ、表彰台を3メーカーで分け合う結果になった。

次の第2戦は、5月4日、富士スピードウェイで決勝が行われる。

(Text by Satoshi Ubukata / Photos by Hisao Sakakibara)

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