SUPER GT開幕戦岡山ラウンドを3週間後に控えた3月26日〜27日、#6 Team LeMans Audi R8 LMS(本山 哲/片山義章)を含む42台が富士スピードウェイで行われた直前公式テストに参加した。
今回のテストでは4セッションが行われ、マシーンのサスペンションのセッティングやタイヤのチェック、グリップ状況を確認するロングラン走行などが実施される。
3月26日(土)は午前は曇り、午後は小雨が続くウェットというコンディション。GT500クラスのトップは午前のドライコンディションで1分27秒942をマークした#36 au TOM'S GR Supra。昨年のディフェンディングチャンピオンの坪井 翔とフェラーリF-1で大活躍したジャン・アレジの息子であるジュリアーノ・アレジのコンビだ。
2番手はGT-Rから新型に変わった#23 MOTUL AUTECH Z(松田次生/ロニー・クインタレッリ)、3番手は#19 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南)が続いた。
GT300クラスのトップは#19 UPGARAGE NSX GT3(小林崇志/太田格之進)で、2番手が#61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)、3番手は、#86 weibo PrimezランボルギーニGT3(小暮卓史/元嶋佑弥)。
#6 Team LeMans Audi R8 LMSは15番手タイムをマークしている。
翌27日(日)の天気は、晴れ予報にもかかわらず、午前のセッションは霧雨から小雨に変わるあいにくの天候で、コースは終始ウェットコンディションとなった。しかし、午後には曇り空ながらも序盤を除きドライ路面へ。なお、前日午後のコンディションがウェットで1時間短縮されたぶん、当日の午後のセッションが3時間となり、タイヤの摩耗性を確認するチームも多く、コース上は多くのマシーンが走行を行っていた。
この日のGT500のトップタイムは、脇阪寿一監督が率いる#39 DENSO KOBELCO SARD GR Supraで1分28秒276をマーク。ドライバーは昨年のGT500チャンピオンである関口雄飛がトムスからサードに移籍し注目が集まっている。
GT300のトップタイムは唯一フェラーリ488GT-3 Evoで参戦する#9 PACIFIC hololive NAC Ferrari
(木村武史/ケイ・コッツォリーノ)がトップタイムを刻んでいる。
一方、#6 Team LeMans Audi R8 LMSは19番手となっている。
SUPER GT開幕戦は、4月16日〜17日、岡山国際サーキットで開催される。
(Text & photos by Hisao Sakakibara)
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