2021年10月30日〜31日、三重県の鈴鹿サーキットで「TCRジャパンシリーズ2021 Round 6」が行われ、Cupra TCRのHIROBON選手がSundayシリーズでポール・トゥ・ウィンを果たし、Saturdayシリーズに続き、Sundayシリーズでもシリーズタイトルを獲得した。

画像1: 【TCRJ Rd.6 SUZUKA】Cupraがシリーズを制覇

最終戦の第6戦には、Audi RS 3 LMSが2台、Cupra TCRが1台、ALFA ROMEO GIULIETTA Veloce TCRが1台、Honda CIVIC TCRが4台の計8台がエントリーした。ちなみに、Cupraは、フォルクスワーゲングループ傘下のSEAT(セアト)のスポーツブランドである。

TCRジャパンシリーズの各ラウンドは、「Saturdayシリーズ」と「Sundayシリーズ」で構成され、15分間の公式予選と、20分+1LAPの決勝レースが、それぞれ行われる。

Saturdayシリーズ

上空に爽やかな秋空が広がる鈴鹿サーキットでは、10月30日午後3時30分から、Saturdayシリーズの決勝が行われた。ポールポジションはCupra TCRの#19 HIROBON選手が獲得。2番グリッドがHonda Civic TCRの#98 猪爪杏奈選手、3番グリッドがAudi RS 3 LMSの#17 鈴木建自選手となった。

画像1: Saturdayシリーズ

レースは、ポールポジションからスタートした#19 HIROBON選手がホールショットを決めるが、その後#19 HIROBON選手のフライングスタートが発覚。レース途中にドライブスルーペナルティが科せられ戦線から離脱する。代わって、#98 猪爪選手がトップに踊り出、これをHonda Civic TCRの#62 塩谷烈州選手が追う展開に。

すると、今度は#98 猪爪選手にスタート時の違反が発覚し、5秒加算のペナルティが科されてしまう。2番手の#62 塩谷選手との差を5秒以上に広げるべくプッシュする#98 猪爪選手だったが、これがプレッシャーとなり、最終ラップのデグナカーブでコースオフ。その隙に#62 塩谷選手がトップを奪い、念願の優勝を果たした。

画像2: Saturdayシリーズ

Audi勢は、Honda CIVIC TCRの#55 MOTOTINO選手と激しい3位争いを演じた#65 加藤正将選手がバトルに競り勝ち3位表彰台を獲得。#17 鈴木選手は8位完走を果たしている。

Sundayシリーズ

路面は濡れているものの、上空には青空が広がり始めた難しいコンディションのもと、10月31日午前15分から、Sundayシリーズの決勝が行われた。ポールポジションはCupra TCRの#19 HIROBON選手が獲得。2番グリッドがAudi RS 3 LMSの#65 加藤選手、3番グリッドがHonda CIVIC TCRの#98 猪爪選手となった。

画像1: Sundayシリーズ

レースは、スタートで抜け出した#19 HIROBON選手がそのまま後続を引き離してトップを独走する展開に。#19 HIROBON選手は10周のレースをそのままリードし、見事。ポール・トゥ・ウィンを果たした。これにより、#19 HIROBON選手はSundayシリーズのドライバータイトルを決め、第5戦で確定したSaturdayシリーズとともに、Wタイトルを獲得している。

その後方では、#65 加藤と#62 塩谷選手による2位争いが繰り広げられたが、2周目のシケインで#62 塩谷選手をかわした#65 加藤選手が2位でゴール。Sundayシリーズのドライバーランキング2位が確定した。#17 鈴木選手は6位完走を果たしている。

画像2: Sundayシリーズ

(Text by Satoshi Ubukata / Photos by TCR Japan)

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