2020年11月26日、AudiはFIA Formula E世界選手権の2020/2021(シーズン7)を戦うニューマシン「Audi e-tron FE07」を公開した。

画像1: Audiが2020/2021シーズンを最後にFormula Eから撤退。 
次の挑戦はダカールラリーとルマン

Audiはこれまで、テクノロジーパートナーのシェフラーと共同開発したパワートレインをFormula Eのマシーンに搭載してきたが、シーズン7を戦うAudi e-tron FE07には、自社開発のMGU(モーター・ジェネレーター・ユニット)を搭載している。以前に比べて軽量化を図るとともに、パワートレイン全体の効率を95%以上に高めている。

画像2: Audiが2020/2021シーズンを最後にFormula Eから撤退。 
次の挑戦はダカールラリーとルマン

AudiはこのAudi e-tron FE07をスペインのバレンシアに持ち込み、11月28日から12月1日まで行われる公式テストに参加。その後、マシーンは2021年1月16日〜17日に開幕戦が行われる南米チリに輸送される。

このニュースが発表されて4日後の2020年11月30日、Audiは、2020/2021(シーズン7)かぎりでFormula Eから撤退することを発表。かわりに、2022年のダカールラリーに参加する準備を進めていることを明らかにした。

マシーンは、バッテリーで駆動する電動パワートレインが搭載され、必要に応じてTFSIエンジンを使った発電機で電気を供給するという。

さらに、Audiは、ハイブリッドシステムを搭載するスポーツプロトタイプカー「LMDh」の開発に向けても準備を進めているといい、これが実現すれば、ルマン24時間やデイトナ24時間のトップカテゴリーで、再びAudiの戦いが見られることになる。

画像3: Audiが2020/2021シーズンを最後にFormula Eから撤退。 
次の挑戦はダカールラリーとルマン

(Text by Satoshi Ubukata)

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