2020年11月26日、AUDI AGは「Audi Q5」がベースのSUVクーペ「Audi Q5 Sportback」と、そのスポーツモデルの「Audi SQ5 Sportback」を発表した。
「Audi Q3 Sportback」「Audi e-tron Sportback」に次ぐ第3のSUVクーペとなるAudi Q5 Sportbackが登場した。流麗なルーフラインが特徴だが、1.66mの全高や1.89mの全幅はAudi Q5と同じで、全長のみ7mm長い4.69mとなっているだけで、Audi Q5とは異なる雰囲気に仕上げられているのは驚きだ。
ラゲッジスペースもAudi Q5に比べてわずか10L少ない510Lを確保する。オプションのリヤシートベンチプラスを選択すれば、シートスライドやリクライニングが可能だ。
サスペンションは、スポーツサスペンションが標準で、オプションでアダプティブエアサスペンションを選ぶことが可能。ヨーロッパで発売当初は、TFSIエンジンが1タイプ、TDIエンジンが3タイプ用意される。7速Sトロニック搭載モデルには12Vのマイルドハイブリッドシステムが、8速ティプトロニック搭載モデルには48Vのマイルドハイブリッドシステムがそれぞれ搭載される。
スポーツモデルのAudi SQ5 Sportback TDIには、最高出力251kW（341ps）、最大トルク700Nmを発揮する3L V6 TDIエンジンを搭載。このエンジンには、48Vマイルドハイブリッドシステムを採用。さらに、ターボチャージャーに加えて、電動コンプレッサー（EPC）が搭載され、ターボラグのない加速を実現する。0-100km/h加速は5.1秒を誇る。
ヨーロッパでは受注がスタートし、2021年前半にはデリバリーがスタートする予定だ。
(Text by Satoshi Ubukata)
