2020年8月18日、アウディ ジャパンはマイナーチェンジした「Audi Q7」を発表し、同日より販売を開始した。
2015年にフルモデルチェンジし、2016年に日本に上陸した2代目Audi Q7がマイナーチェンジを実施し、デザイン、機能ともに大幅に進化した。
外観では、Audi Q8同様、8角形の大型シングルフレームグリルを採用し、さらに短い縦のバーを並べたポジショニングライトや、左右のテールライトを結ぶクロームストリップなどにより、最新のAudiデザインを表現している。
コックピットも大幅に変更され、Audi Q8などに搭載される「MMIタッチレスポンス」を採用。また、フルデジタルメーターのアウディ バーチャルコックピットも新しいデザインへと進化している。
ドライバーアシスタンスも最新にアップデートされ、アクティブレーンアシストやトラフィックジャムアシストを含むアダプティブドライブアシストなどが搭載される。
乗車定員は5名で、オプションで7人乗り3列シートが用意される。
パワートレインは、3.0 TFSIが過給方式をスーパーチャージャーからターボに変更。250kW(340ps)の3.0 TFSIと48V電源システムとマイルドハイブリッドドライブを組み合わせ、8速ティプトロニックと機械式センターデフを持つquattroにより、4輪を駆動する。
サスペンションは、コイルスプリング式が標準で、オプションでアダプティブエアサスペンションを設定。また、S lineには車高を15mm低めたアダプティブエアサスペンションスポーツが標準装着される。
価格は、Audi Q7 55 TFSI quattroが957万円、Audi Q7 55 TFSI quattro S lineが1,020万円。
なお、アウディ ジャパンでは新型Audi Q7の導入を記念して、2.0 TFSI(252ps)を搭載する限定車「Audi Q7 45 S line limited」を発売する。7シーターパッケージ(3列目シート、4ゾーンエアコンディショナー、パワークロージングドア)やプレミアムパッケージ(エクステンディッドアルミニウムブラック/ブラックグラスルックコントロールパネル、プライバシーガラス)、21インチアルミホイールなどが標準装着される。価格は975万円で、販売台数は310台。
(Text by Satoshi Ubukata)