2020年1月17日、AUDI AGは、2022年半ばまでに、自社拠点に4500以上の充電ポイントを設置するために、約1億ユーロを投資すると発表した。
Audiは、インゴルシュタットやネッカーズルムといった自社の拠点において、駐車スペースの10%に充電器を設置する。具体的にはインゴルシュタットの主要工場に3500カ所以上、ネッカーズルム工場に1000カ所程度、ブリュッセル工場とジュール工場に各100カ所程度を設置予定。また、メキシコのサンホセ・チアパス工場でも充電インフラの整備を行う。
そのほとんどは最大22kWの交流充電ポイントだが、最大350kWの直流の急速充電ポイントも用意される。
Audiは、ミュンヘン空港付近のトレーニングセンターにすでに充電器を設置しており、これらを含めると充電インフラ整備に必要な費用は最大1億ユーロに達するという。
充電ポイントは、従業員だけでなく、一般の利用も可能。課金や運用などのノウハウを、他の企業に提供することも検討している。
Audiはこのプロジェクトを「純粋な自動車メーカーからモビリティサービスプロバイダーへと変革を目指すAudiにとって次のステップ」としたい考えだ。
(Text by Satoshi Ubukata)