2019年6月5日、Audiは4代目となる「Audi A6 allroad quattro」を発表した。
1999年に登場した「Audi allroad quattro」は、Audi A6 Avant(C5)をベースに、SUVをイメージさせる外観を与えるとともに、悪路走破性を高めたクロスオーバーワゴンである。
2008年、C6型にフルモデルチェンジするのを機に名前を「Audi A6 allroad quattro」に変更。そして、2012年にはC7型Audi A6 Avantをベースとした3代目に生まれ変わっている。
初代の誕生から20年、4代目となるAudi A6 allroad quattroが登場した。
これまでと同様、新型のAudi A6 allroad quattroは、コントラストカラーのオーバーフェンダーやアンダーガードが施された前後バンパー、ノーマルより高められた最低地上高、専用デザインのシングルフレームグリルなどによって、強い存在感を示している。
アダプティブエアサスペンションは標準装着。標準状態の最低地上高はノーマルより高めの139mm。選択したモードや速度により、-15〜+45mmの範囲で車高調整が可能である。
ヨーロッパでは、231ps、286ps、349psの3タイプの3.0 V6 TDIエンジンを用意。8速ティプトロニックとquattroが組み合わせられる。48Vのマイルドハイブリッドシステムと搭載。ダイナミックオールホイールステアリングやスポーツディファレシャルがオプションで用意される。
ヨーロッパでは2019年7月に販売を開始。価格は61,500ユーロ(約745万円)からで、20周年を記念した限定車「Audi A6 allroad quatto 20 years-Edition」も登場する。
(Text by Satoshi Ubukata)