2019年4月26日、アウディ ジャパンは、Audi TTシリーズの誕生20周年を記念した世界限定モデル「Audi TT 20 years」を6月10日に発売すると発表した。
Audi TTシリーズは、初代が1998年に登場し、円をモチーフに直線と組み合わせた印象的なデザインが、その後の自動車デザインに大きな影響を与えてきた。そのAudi TTシリーズが2018年に20周年を迎え、それを記念して「Audi TT 20 years」が世界限定999台が発売されることになった。
Audi TT 20 yearsでは、初代Audi TTを彷彿とさせるモカシンブラウンのファインナッパレザーを用いたSスポーツシートを採用。エンジンスタートボタンの傍らにはシリアルナンバーが記されたプレートが配される。
また、ステアリングホイールとシフトレバーには、“TT 20 years”のエンブレムがあしらわれる。
ベースとなるモデルはAudi TT Coupe 45 TFSI quattro。これに、コンフォートパッケージ、B&Oサウンドシステム、マトリクスLEDヘッドライト、マグネティックライドなどが装着される。
ボディサイドにはマット仕上げのフォーリングスのロゴを配置。マトリクスOLEDリアライトやガンメタルエフェクトペイントの専用19インチホイールも装着される。
ボディカラーは専用のアローグレー パールエフェクトのみで、日本では20台が販売される。価格は759万円だ。
なお、2019年は、バウハウス創立100周年にあたり、これを機に日本でもバウハウス100周年委員会が組織され、国内5カ所の美術館を巡回する記念企画展「開校100年 きたれ、バウハウス —造形教育の基礎— 」などのイベントが開催される。バウハウスのデザイン思想が感じられるAudi TTシリーズの20周年ということもあり、アウディ ジャパンはこの巡回展へのスポンサリングを実施するという。
(Text by Satoshi Ubukata)