新型Audi A8の登場を皮切りに、Audiのモデル名がこれまでとは違うスタイルに。たとえば、「Audi A8 55 TFSI quattro」というように、排気量を示す数字がなくなりました。
排気量の代わりに現れたのが「55」「60」「30」といった2桁の数字です。この数字で、出力の大きさを表すようになりました。
具体的には、
25:70kW〜
30:81kW〜
35:110kW〜
40:125kW〜
45:169kW〜
50:210kW〜
55:245kW〜
60:320kW〜
70:420kW〜
という対応になります。
そのため、250kWの3.0 TFSIを積むAudi A8は「Audi A8 55 TFSI quattro」、110kWの1.4 TFSIを積むAudi Q2は「Audi Q2 35 TFSI cylinder on demand sport」といったモデル名になるわけです。
具体的には、
25:70kW〜
30:81kW〜
35:110kW〜
40:125kW〜
45:169kW〜
50:210kW〜
55:245kW〜
60:320kW〜
70:420kW〜
という対応になります。
そのため、250kWの3.0 TFSIを積むAudi A8は「Audi A8 55 TFSI quattro」、110kWの1.4 TFSIを積むAudi Q2は「Audi Q2 35 TFSI cylinder on demand sport」といったモデル名になるわけです。
プラグインハイブリッド車の場合は、エンジンの出力ではなく、エンジンとモーターをあわせたシステム出力で数字が決まります。たとえば、いつのまにかカタログ落ちした(!?)「Audi A3 e-tron」の場合は、110kWの1.4 TFSIを積んでいますが、システム出力が150kWであるため、「Audi A3 Sportback 40 e-tron」になるのです。
パワートレインの電動化に対応できるという意味では理にかなっている新しいネーミングですが、数字だけではすぐにどんなエンジンか思い浮かばないのは困りものです。
まあ、それが狙いのひとつなのでしょうが(笑)
(Text by Satoshi Ubukata)