160301-Kasai-02.jpg今回からは運転と評価のコツの話題です。実践すると運転がうまくなるポイントもお話ししていきますね。

突然ですが、皆さんはクルマを真っ直ぐに走らせることができますか? そんなの出来て当たりまえ!......と思うかもしれませんが、意外と難しいものなんです。
試しに長い直線があったら真っ直ぐ走れているかどうかチェックしてみましょう。

無理は禁物ですが、高速道路なら100km/hで数百メートル真っ直ぐ走れているか確認してみましょう。

気がつくと右または左に偏るとか、常にフラフラ......ということはありませんか?

真っ直ぐ走れていれば大丈夫です(笑)

でも、もし出来ていなければ、原因を探っていきます。原因には大きくわけて「物理的な要因」と「ドライバーに起因するもの」があります。

物理的要因とは次のようなものです。

(1) 道路

道のうねり、ロードカント(雨水を流しやすくするために中央から端に向けて目視ではわからない程度に傾きが設けてあること)

(2) クルマ

サスペンションのアライメント異常や事故等によるボディの歪み

(3) タイヤ

タイヤの真円度の低さ、仕向け地の違い(国によって右側通行と左側通行があるので、ロードカントを考慮して微細な力の出方の配分を変えてありますが、輸入車や輸入タイヤではそれがあっていない場合ことも)

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対応としては......

(1) 道路

これは仕方ないことなので、どういう道かを判断するに留めます。

(2) クルマ

クルマに問題がありそうな場合は、アライメントが測れるディーラーやガレージで一度チェック・調整しましょう。

(3) タイヤ

タイヤの素性を知ることが重要です。とくに新車装着ではないタイヤがついているものや並行輸入車などは再確認し、場合によっては適正なタイヤに変えることも必要です。

後編に続く......

(Text by Michiya Kasai) 

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