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笠井道也
笠井道也
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タイヤメーカーのテストドライバーとして勤務するかたわら、整体・カイロプラクティックの勉強を続け、2013年に整体・カイロプラクティックを主とした治療院を開業。趣味はクルマと釣り、ランニング、サイクリングなどと多彩。
悪天候で安全に走るコツ[後編]
悪天候で安全に走るコツは、「あえて何もしないこと」!? ■ジョイントやマンホールでのスリップ これらすべての現象において、実際はハンドルの手ごたえが抜けたり、アクセル踏みごたえも抜けたように感じるのでついついハンドルを戻したり、切りこんでみたり......アクセルに関しては抜く人がほとんどでしょう。 それに対して、何もしないということは、その状態を維持するための動作です。 とっさにそうできるようになるには、心の余裕、予知運転が必要となりますし、事前準備や検査も大事です。 普段から空気圧をチェックし偏摩耗を防ぐことも、ウェット性能を犠牲にさせないひと工夫となります。スリップサインは、1.6...
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悪天候で安全に走るコツ[前編]
ゲリラ豪雨、台風、爆弾低気圧などなど、クルマを運転するうえでヒヤっとする状況が増えてきました。そんなときに無理に運転しないで済めばそれに越したことはないのですが、強い雨や風の中をやむをえず運転する場合に安全に走るコツをお話ししましょう。 雨の日は、路面が濡れているだけでもグリップが下がりますので、速度の上げすぎや急のつく操作に気をつけるのはもちろんですが、十分な車間、そして、予知運転が必要となります。 プロドライバーにとっては当たり前ですが、どんな条件、どんな速度であっても、起こりうる危険は常に想定し、何が起きても対処できるるように運転しています。その上で、さらに評価をする冷静さも必要で...
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ブレーキングが変われば走りも変わる [後編]
後編は上手なブレーキペダルの踏み方と、あるとドライビングが上手になるあのアイテムを紹介します。 写真提供:Le Garage / NEGRONI ブレーキペダルは、親指の付け根の硬いところで踏み込みましょう。 そして微細なブレーキの効きが感じれらるように、足裏に全神経を集中させるイメージでペダルを踏みましょう。そのためには、親指の付け根一点に圧を集めるのが重要です。 マニュアル車でヒール&トウする場合も、ここにかけた圧を一定に保つようにしてアクセルをあおるようにします。こういうふうに足を自在に使うには上体を軸にする必要があるので、 そのようなときは、慌てずにクルマを安全なところで停車させ...
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ブレーキングが変われば走りも変わる [前編]
ブレーキの使い方ひとつで、運転の印象は変わります。では、上手なブレーキングとは? ブレーキの役割は、おもに減速したりクルマを止めるといったことですが、とてもスムーズに操作する人もいれば、同乗者の首や上体がガクンガクンと常にお辞儀してしまうような踏み方の人がいたりと、実にさまざまです。 同乗者が酔わないようにブレーキをスムーズにかけたり、また、峠やサーキットでクルマを速く走らせるためにも、そのあたりのコツをお話ししましょう。これができれば、走りの幅がかなり変わるはずです。 どんな領域であってもガクンとなるのは好ましくありません。交差点手前でガクンとなると、同乗者は酔いやすくなるし、自身も首...
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真っ直ぐに走れますか?[後編]
「真っ直ぐに走れない」という原因として、前編では物理的な要因を紹介しましたが、案外、ドライバーによる場合もあるのです。 ドライバーに起因するものとしては、次の3つが考えられます。 (1) 視覚情報からの補正 (2) ハンドル反力への補正 (3) 身体が感じるGへの補正 (1) 視覚情報からの補正 道に対して景色が曲がってきたときに無意識に入れるハンドル補正です。同乗者が不快に感じない適度の補正かどうかの確認をします(これは大した問題ではないことが多いです)。 (2) ハンドル反力への補正 ハンドルに路面からの力が加わったとき(キックバックといいます)ハンドルを取れないようにと相反する方向...
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真っ直ぐに走れますか?[前編]
今回からは運転と評価のコツの話題です。実践すると運転がうまくなるポイントもお話ししていきますね。 突然ですが、皆さんはクルマを真っ直ぐに走らせることができますか? そんなの出来て当たりまえ!......と思うかもしれませんが、意外と難しいものなんです。 試しに長い直線があったら真っ直ぐ走れているかどうかチェックしてみましょう。 無理は禁物ですが、高速道路なら100km/hで数百メートル真っ直ぐ走れているか確認してみましょう。 気がつくと右または左に偏るとか、常にフラフラ......ということはありませんか? 真っ直ぐ走れていれば大丈夫です(笑) でも、もし出来ていなければ、原因を探ってい...
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これであなたも試乗の達人〜Part6[ノイズ後編]
前回に引き続き、タイヤが発生するノイズの話をしましょう。今回は皆さんもよく耳にする「ロードノイズ」について。 ■ロードノイズ タイヤの構造(部材やゴム硬度)によって発生しますが、荒れた路面ほど低い音(周波数)になりがちです。音色はやはり周波数で変わりますが、ゴーとか、グァー、ガーといった擬音であらわされるようなものです。 60km/h以下の低中速が出やすいので、市街地での運転で気になりやすいノイズです。「会話がしにくい」「オーディオの音が聞こえずらい」といった音量なのかどうかを確認しましょう。 ここでいくつかアドバイスを......。 ●ノイズは速度は路面で大きく変わる パターンノイズも...
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これであなたも試乗の達人〜Part5[ノイズ前編]
今回から2回にわたり、試乗の際にチェックしておきたい「ノイズ(騒音)」について説明します。 クルマのノイズには、エンジン音、エキゾーストサウンド(排気音)などいろいろなものがありますが、ここではタイヤが発する音に注目し、タイヤのパターン(溝)によって発生する「パターンノイズ」と、タイヤの構造(部材やゴム硬度)によって発生する「ロードノイズ」のふたつを見ていくことにします。 またそれぞれのノイズはコンディション(速度、路面)によってレベルが大きく変わるので、そのあたりも解説していきます。 ■パターンノイズ タイヤの表面の溝が路面と接した際に発する音で、音色(周波数)の高い音です。発生しやす...
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これであなたも試乗の達人〜Part4[ハンドリング後編]
前回に続き、ハンドリングを感じ取る方法を説明します。今回は(2)緩やかなカーブやレーンチェンジと(3)コーナリングです。 (2)緩やかなカーブやレーンチェンジ 2つめのステップは、一般道での緩やかなカーブや2車線道路でのレーンチェンジの領域です。ふだん一番良く使う性能なので、とても大事な性能です。 ここでチェックするのは次の2点です。 ・軽くハンドル切ったときの手応え ・そのときのクルマの動き方 自分が思った(切った)以上にクルマが過敏に向きを変えたり、逆にあまり反応しないと違和感を覚え、「このクルマは運転しにくい」と感じてしまいます。 思いどおりに動いてくれるのか? 予想以上または以下...
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これであなたも試乗の達人〜Part3[ハンドリング前編]
ハンドリングについては「これであなたも試乗の達人〜Part1」で簡単に触れましたが、今回はハンドリング性能の確認方法についてさらに突っ込んだ話をしましょう。 ハンドルから何を感じればいいか?車両の動き方は何をみればいいのか? いわゆるハンドリング性能のチェックに決まった方法があるわけではないので、「こんなもんかな......」「人が良いといってるから良いのかな」「このメーカーなら良いだろう」と、あいまいに判断してはいませんか? そこで、読者の皆さんには、ハンドリング性能をきちんと感じ取れるコツを、以下の3つのステップで説明します。 (1)直進時 (2)緩やかなカーブやレーンチェンジ (3...
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タイヤで変わる乗り心地〜後編
前回は、タイヤの空気圧が変わるだけで乗り心地が変わることをお伝えしました。ではタイヤを替えたら、乗り心地はどう変わるのでしょうか? ■タイヤサイズが変わると...... ドレスアップなどのためにホイールを変える際には"インチアップ"をする方が多いと思います。このとき、スピードメーターの誤差が出ないよう、タイヤの外径を変えないようにするのが基本です。 例えば、ホイールを17インチから18インチ等へ大きくした場合は、扁平率を低くし、タイヤのサイドウォールの高さを低くすることで外径を変えないようにします。横から見るとタイヤが薄くなるので、そのぶん乗り心地が硬めになります。やり過ぎると別のクルマ...
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タイヤで変わる乗り心地〜前編
前回、乗り心地を判断するためのポイントをお伝えしましたが、この乗り心地がタイヤによってどう変わるのか、探ってみることにしましょう。 タイヤの種類やサイズによる影響を語る前に、まず着目したいのが空気圧です。 タイヤには必ず空気を充填しますが、一般的に空気圧が高いと段差などでの"あたり"が固くなるとともに、路面のうねり等でのふらつき感は軽減します。低いとそれぞれ逆になります。 標準装着タイヤは指定空気圧にすることで最善のバランスとなるよう設計されていますので、「最近チェックしていないなぁ」という方はぜひ確認してみてください。 乗り心地や操縦安定性が見違えるように変わる場合がありますよ! とこ...
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