161003-Kasai-01.jpg悪天候で安全に走るコツは、「あえて何もしないこと」!? ■ジョイントやマンホールでのスリップ

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これらすべての現象において、実際はハンドルの手ごたえが抜けたり、アクセル踏みごたえも抜けたように感じるのでついついハンドルを戻したり、切りこんでみたり......アクセルに関しては抜く人がほとんどでしょう。

それに対して、何もしないということは、その状態を維持するための動作です。

とっさにそうできるようになるには、心の余裕、予知運転が必要となりますし、事前準備や検査も大事です。

普段から空気圧をチェックし偏摩耗を防ぐことも、ウェット性能を犠牲にさせないひと工夫となります。スリップサインは、1.6mmに設定されてますが、それが出ているようでは雨天での排水性はかなり落ちています。

タイヤによって溝深さは違うので一概にはいえませんが、新品時の溝深さを把握し、新品時に7〜8mmだった場合は5mmを切ったら交換くらい......が理想ですが、そうもいかない場合は性能ダウンを考慮したドライビングが必要なことも頭に入れておきましょう。

溝が太く深いタイヤほどハイドロには強いと思っても構いません。スポーツタイヤはウェットグリップは高くても溝は浅いのでハイドロには弱いです。高速道路で水たまりのできているような場合、太いスポーツタイヤを履いている人はファミリーカーに抜かれても熱くならないようにしましょう(笑)

(Text by Michiya Kasai)

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