移動距離にかかわらず、最適のルート案内や貴重な交通情報を提供してくれるカーナビは、快適なドライブには必須のアイテム。その性能をフルに引き出すため、ナビゲーションソフトをバージョンアップしました。
2012年4月14日、東名高速と並行する「新東名」が一部開通しました。以来、私もよく利用していますが、そのたびに残念なのが、カーナビの地図が古く、必要な情報が手に入らないことです。新東名を使ったほうが早そうなのに、東名を使うルートで案内されるのも困りものです。
左の写真がバージョンアップ用の地図DVD-ROMです。実際は、地図のROMを入れ替えるだけでなくMMI本体のシステムのアップデートも必要です。パソコンに例えれば、OSのアップデートの前に、ファームウェアのアップデートをするようなものでしょう。
認証は、車両と専用のテスターを接続、カードに記されたID/パスワードを入力。AUDI AGで車両情報等照合しインストールができる状態にします。当然データが照合できないとインストールはできませんので、必ず正規ディーラーでの作業が必要となります。
作業に取りかかる前に、車両のバッテリー端子に電源が接続されました。これなら、エンジンを停止したまま作業してもバッテリー上がりの心配がありません。
次にMMIを操作してDVD-ROMの情報をMMIにインストールします。10分ほどでインストールが終わり、MMIを再起動するとソフトウェアのバージョンアップは完了です。
正常にバージョンアップできたかどうか、また、他の車載コンピューターに異常がないかをメカニックが専用のテスターを使ってチェックします。ワーニングが出なければバージョンアップは無事成功です。
受け入れ態勢が整ったところで、トランクルームにあるカーナビ本体のDVD-ROMを入れ替えます。これで作業は完了です。
本当に地図が新しくなっているのかさっそくチェック。ナビの目的地設定で新東名を探してみると......ありました! 新東名のインターチェンジやサービスエリアが検索できます。もちろん、目的地設定や地図表示も可能になりました。これで、東京から静岡や愛知に向かうドライブが快適になりそうです。
ところで、最新のMMIはHDDに地図を収めるタイプが主流です。その場合のバージョアンアップはどのようなものか、興味があります。そこで、Audi A1のMMI(3Gプラス)のバージョンアップ作業を見せてもらいました。
左の写真が、バージョンアップキット。中にはIDが記されたカードが入っています。地図データは正規ディーラーが管理するSDカードに収められています。
認証は、車両と専用のテスターを接続、カードに記されたIDをテスターに入力し、AUDI AGのサーバーでチェックすることで完了。当然照合が取れないとインストールはできません。
認証作業により確認が取れたので、SDカードをMMIのSDスロットに挿入します。
あとは画面の指示に従ってSDカードの情報をMMIのHDDに読み込んでいきます。Audi S4の時と同様、作業は車両のバッテリー端子に電源を接続して行いました。
作業終了後、MMIで地図のバージョンを確認しました。「2013年度版」にバージョンアップされているのがわかります。
念のため、目的地を検索すると、確かに新東名の施設が表示されました。
HDDタイプの場合、最後の確認作業まで入れてトータルの作業時間は約1時間50分でした。気になる価格ですが、Audi S4のDVDタイプが30,870円、Audi A1のHDDタイプが25,830円。
なお、今なら全国のアウディ正規ディーラーで、このアップデートキットが20,790円(工賃別)で購入出来るようです。(キャンペーン情報はこちら)。
新東名だけでなく、新開通の道路や、市町村合併による住所変更などに対応するには、新しい地図が必要です。そこで、プロジェクトカーのAudi S4(2009年モデル)を、いつもの
このAudi S4には、DVD-ROMタイプのMMIが装着されています。
このAudi S4には、DVD-ROMタイプのMMIが装着されています。
左の写真がバージョンアップ用の地図DVD-ROMです。実際は、地図のROMを入れ替えるだけでなくMMI本体のシステムのアップデートも必要です。パソコンに例えれば、OSのアップデートの前に、ファームウェアのアップデートをするようなものでしょう。
認証は、車両と専用のテスターを接続、カードに記されたID/パスワードを入力。AUDI AGで車両情報等照合しインストールができる状態にします。当然データが照合できないとインストールはできませんので、必ず正規ディーラーでの作業が必要となります。
作業に取りかかる前に、車両のバッテリー端子に電源が接続されました。これなら、エンジンを停止したまま作業してもバッテリー上がりの心配がありません。
いよいよ作業が始まります。最初に、ソフトウェアバージョンアップディスクをCDチェンジャーのスロットに挿入。
次にMMIを操作してDVD-ROMの情報をMMIにインストールします。10分ほどでインストールが終わり、MMIを再起動するとソフトウェアのバージョンアップは完了です。
正常にバージョンアップできたかどうか、また、他の車載コンピューターに異常がないかをメカニックが専用のテスターを使ってチェックします。ワーニングが出なければバージョンアップは無事成功です。
受け入れ態勢が整ったところで、トランクルームにあるカーナビ本体のDVD-ROMを入れ替えます。これで作業は完了です。
本当に地図が新しくなっているのかさっそくチェック。ナビの目的地設定で新東名を探してみると......ありました! 新東名のインターチェンジやサービスエリアが検索できます。もちろん、目的地設定や地図表示も可能になりました。これで、東京から静岡や愛知に向かうドライブが快適になりそうです。
ところで、最新のMMIはHDDに地図を収めるタイプが主流です。その場合のバージョアンアップはどのようなものか、興味があります。そこで、Audi A1のMMI(3Gプラス)のバージョンアップ作業を見せてもらいました。
左の写真が、バージョンアップキット。中にはIDが記されたカードが入っています。地図データは正規ディーラーが管理するSDカードに収められています。
認証は、車両と専用のテスターを接続、カードに記されたIDをテスターに入力し、AUDI AGのサーバーでチェックすることで完了。当然照合が取れないとインストールはできません。
認証作業により確認が取れたので、SDカードをMMIのSDスロットに挿入します。
あとは画面の指示に従ってSDカードの情報をMMIのHDDに読み込んでいきます。Audi S4の時と同様、作業は車両のバッテリー端子に電源を接続して行いました。
作業終了後、MMIで地図のバージョンを確認しました。「2013年度版」にバージョンアップされているのがわかります。
念のため、目的地を検索すると、確かに新東名の施設が表示されました。
HDDタイプの場合、最後の確認作業まで入れてトータルの作業時間は約1時間50分でした。気になる価格ですが、Audi S4のDVDタイプが30,870円、Audi A1のHDDタイプが25,830円。
なお、今なら全国のアウディ正規ディーラーで、このアップデートキットが20,790円(工賃別)で購入出来るようです。(キャンペーン情報はこちら)。
後日、ナビゲーションをバージョンアップしたAudi S4で、新東名を使って名古屋まで日帰りドライブ。Audi純正エンジンオイルについて、理解を深める旅になりました。次回はその模様をレポートします(2013年6月20日公開予定)。
乞うご期待!
(Text by Satoshi Ubukata)