130425-エアコン-9.jpg愛車とのカーライフをより快適にするには、日頃からのメインテナンスが重要。記念すべき第1回は、エアコンクリーニングに注目します。 130425-エアコン-14.jpg「Audi Service Report」のコーナーでは、 Audiや正規ディーラーが提供するさまざまなサービスに注目。ふだん見ることのできないプロフェッショナルのワザに、Audiオーナーに代わって、自身もオーナーである1to8.netのAudi好きのレポーターが迫っていきます。
今回はプロジェクトカーのAudi S4(2009年モデル)を神奈川県横浜市にある130425-エアコン-12.jpg130425-15.jpg
さて、4月ともなると、エアコンをオンにする機会が増えますが、その際に気になるのが風のニオイ。吹き出した瞬間にムッとしたり、埃っぽかったりと、決して気分のいいものではありません。実はこれ、カビやバクテリアが原因。私のように、外気温が低いときにはエアコンをオフにするという使い方ならなおさらです。

そんなとき、正規ディーラーに「エアコンクリーニング」のメニューがあると知り、さっそく試してみることにしました。

カー用品店などではエアコンの消臭剤をよく見かけます。しかし、エアコンクリーニングは消臭剤ではなく、専用の洗浄剤と専用のツールを使って、"エバポレーター"(冷却器)を直接高圧洗浄するという本格的なクリーニングなのです。

左下の写真が洗浄液とツールです。右下は洗浄液をタンクに移し替えているところです。

130425-エアコン-2.jpg130425-エアコン-3.jpg
130425-エアコン-1.jpg準備が整ったところで、まずはダスト・ポーレンフィルターを外します。なお、今回は取材のためにグローブボックスを外して作業の様子を見やすくしていますが、ふだんは外す必要はないそうです。
130425-エアコン-6.jpgそしてこちらがダスト・ポーレンフィルターの様子。左の写真で、左側が新品で、右側がAudi S4から取り外したものです。前回の交換から約1年が経過しているそうですが、黒ずんでいるのは一目瞭然です。よく見ると汚れ以外にもゴミなどが捉えられていました。今回のメニューではオプションになりますが、エアコンクリーニング後、新品への交換をお願いしました。
130425-エアコン-5.jpg
ちなみに、Audi純正ダスト・ポーレンフィルターはいま話題の"PM2.5"よりもさらに小さなPM1.0を最大99%除去できる能力があるそうですよ!

130425-エアコン-4.jpg
130425-エアコン-16.jpgエアコンクリーニングの作業は、先ほどの洗浄ツールを高圧のエアにつないで洗浄液を噴射します。写真のように、メカニックが助手席の足元に潜り込んで、エバポレーターに洗浄液を吹き付けていきます。
ところで、メカニックが車内で作業する際、帽子を脱いでいました。気になって理由をたずねると、車外の作業で帽子についた汚れがルーフライニングなどに付かないようにする配慮とのこと。こういった気配りはうれしいものです。

130425-エアコン-11.jpgしばらくするとクルマの下に洗浄液が落ちてきます。それを集めると......。左側が使用前の洗浄液で、右側が洗浄後。洗浄後の液が明らかに濁っているうえに、汚れが沈殿しているのがわかります。ニオイの原因である埃、カビ、バクテリアが洗浄液とともに洗い落とされ、エアコン内部はすっかり清潔に、そして除菌されています。
130425-エアコン-8.jpg洗浄後は、30分ほどそのままの状態を保ち、その間に取り外したパーツや新品のダスト・ポーレンフィルターを装着しておきます。そして、30分経過後はエアコンを10分ほど運転して内部を乾燥させます。
130425-エアコン-10.jpgトータルの作業時間は60分ほど。ショールームでコーヒーを飲みながら待つことも可能でしょう。今回はキャンペーン中ということでAudiオリジナル ミントタブレットをいただきました!
作業後、さっそくAudi S4に乗ると、かすかにアルコールの匂いが漂っていました。そして、エアコンをオンにしてみると、作業前に気になったニオイがすっかり消えて、澄んだ風がエアベントから吹き出します。消臭剤のようにイヤなニオイを別のニオイで紛らすのではなく、ニオイそのものがないのです。

最初に感じたアルコールの匂いはしばらくすると気にならなくなり、キャビンは爽やかな空間に。これなら、エアコンがフル稼働するこれからの季節も快適に過ごせそうです。

次回は、愛車のコンディションをキープするのに不可欠のメインテナンスをリポートします(2013年5月9日更新予定)。

どうそお楽しみに!

(Text by Satoshi Ubukata)

■関連リンク
・Audi Drive Campaign

This article is a sponsored article by
''.