2016年3月23日、Audiはニューヨークモーターショーにおいて新型「Audi R8 Spyder」を公開した。※ギャラリーはこちら
まもなく日本でも新型「Audi R8 Coupe」が発表となるが、早くも海外では新型「Audi R8 Spyder」がワールドプレミアを果たしている。
先代同様、新型Audi R8 Spyderもまた、ソフトトップを備えたオープン2シーターとして登場した。電動油圧式のソフトトップは20秒で開閉が可能で、50km/h以下であれば走行中の操作も可能だ。
Coupe同様、アルミとカーボンを用いたASF（アウディ スペースフレーム）を採用し、旧型に比べて50％以上、ボディ剛性を高めたという。
旧型ではボディサイドを特徴づける"サイドブレード"がCoupeだけにしか装着されなかったが、新型ではCoupeのサイドブレードが上下2分割式に、そして案の定Spyderにもサイドブレードが装着されている。
エンジンは自然吸気の5.2L V10で、最高出力540ps、最大トルク540Nmを達成。トランスミッションは7速Sトロニックが組み合わされ、電子制御油圧多板クラッチを用いたquattroにより4輪を駆動する。0-100km/h加速3.6秒、最高速318km/hの実力を誇る。
Coupe同様、アウディ ドライブセレクトを採用し、ステアリングホイールのスイッチによりオート、コンフォート、ダイナミックを切り替えることが可能。また、オプションのパフォーマンスレザーステアリングホイールを選ぶと、さらにパフォーマンスモードとして、ドライ、ウエット、スノーが追加設定される。
アウディ ヴァーチャルコックピットやMMIを搭載するのもCoupeと同様である。
新型Audi R8 Coupeとともに、このSpyderも日本上陸が楽しみである。
(Text by Satoshi Ubukata)
