160328-Audi Sport-2.jpg2016年3月26日、アウディ ジャパンは、サブブランド「Audi Sport」を日本でも導入すると発表した。 1980年代に「Audi quattro」によりWRCを席巻して以来、IMSA、DTM、そしてルマン24時間など、さまざまなモータースポーツのフィールドで活躍を続けているAudi。それを担ってきたのが「Audi Sport」である。

近年Audi Sportは、WEC(FIA世界耐久選手権)とDTMへのワークス参戦や、カスタマーレーシングチームへのAudi R8 LMSの供給を行ってきたが、Audi SportというブランドがAudiの販売に直結することはなかった。そこで、これまで築き上げたスポーツイメージを、Audi R8やRSモデルの販売や、Audi Sportブランドのグッズ販売に活用しようというのが、Audi Sportを展開する目的である。

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Audi Sportの展開はAudiの世界的な戦略であり、ここ日本市場でもAudi Sportを導入するとともに、店舗内にAudi SportのCI/DIを導入した「Audi Sport Store」を展開する。

2016年は24店舗をオープンさせ、新型Audi R8を販売するとともに、RSモデルにさらなるパフォーマンスを与えた「RS Performance」を導入する予定だ。また、Audi Sportのロゴが入った「Audi Sport Collection」の販売も行う。

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プロダクトエクスペリエンスとしては、レーシングコースでAudi Sportのプロダクトを体験できる「Audi Sport driving experience」や、ドイツ本国で開催される「Audi driving experience」に優先案内する制度、日本国内のリゾート地などで行う「Audi Sport modelテストドライブイベント」を予定している。

さらに、Audi Sportエクスペリエンスとして、ルマン24時間観戦ツアー(有償)や、富士スピードウェイで行われるWECをVIPルームで観戦するWEC Fuji VIPプログラムなどを実施する。

Audi Sportがメルセデスの「AMG」やBMWの「M」と肩を並べるブランドに成長できるかどうか、今後の動きに注目だ。

(Text by Satoshi Ubukata)

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