2016年4月19日、アウディ ジャパンはAudi A8シリーズのトップパフォーマンスモデル「S8 plus」を発表し、同日販売を開始した。
A8シリーズのトップモデルはAudi A8L W12 quattroだが、エンジンパワーではS8が上回っている。そのS8がさらなるパフォーマンスアップを図り、「Audi S8 plus」として登場した。Audi S8 plusにも、これまで同様4L V8ツインターボの4.0 TFSIが搭載されているが、最高出力で85ps、最大トルクで50Nmアップの605ps、700Nmを達成。しかも、オーバーブーストモードでは一時的に最大トルクが750Nmに。これにより、Audi RS 6やRS 7の560psを超え、Audi R8を除くラインアップのなかではトップパフォーマンスモデルとなった。
Sモデルだけに、駆動方式はもちろんquattro。リヤスポーツディファレンシャルやアダプティブエアサスペンションスポーツを標準装着。さらに、日本仕様ではダイナミックパッケージが標準となり、セラミックブレーキやスポーツエキゾーストシステム、275/35ZR21タイヤ＋5ダブルアームデザイン ポリッシュトアルミホイールが装着される。
エクステリアでは、ブラックのシングルフレームグリルやカーボンのフロントスポイラーリップ／リヤスポイラーなどを装着される。
価格は2008万円。このAudi S8 plusの発売にともない、Audi S8の販売は終了になる。
(Text by Satoshi Ubukata)
