110831-S6-01.jpgアウディAGは、2011年9月13日に開幕するフランクフルトショーにおいて、ラグジュアリースポーツの「アウディS6/S6アバント」「アウディS7スポーツバック」「S8」を一挙公開する。 110831-S6-02.jpg
アウディ伝統のハイパフォーマンスカーシリーズが「Sモデル」だ。そのトップ3モデルが、フランクフルトモーターショーで公開される。Sモデルといえども低燃費と二酸化炭素削減には抜かりのないアウディは、エンジンのダウンサイジングを実行する。

これまで、S6やS8には5.2L V10エンジンが搭載されていたが、新しいS6、S8、そして新登場のS7スポーツバックには4.0L V8 TFSIエンジンが採用される。

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新開発の4.0L TFSIエンジンは、ツインターボ付の直噴エンジン。スペックは、S6とS7では最高出力420ps、最大トルク56.1kgmという強大なパワーを誇り、トップモデルのS8ではさらにパワフルな520ps、66.3kgmの圧倒的パフォーマンスを手に入れている。

注目すべきはシリンダー休止機能を搭載したこと。アウディが「シリンダー・オンデマンド」と呼ぶこの機構は、大きなパワーを必要としないときには、8気筒のうち4気筒を休止することで燃料消費を減らす新技術なのだ。その際、エンジンノイズと逆位相の音をキャビンで再生することにより静粛性を高める「アクティブノイズキャンセレーションシステム」を採用したのも見逃せない。

さらにスタート・ストップシステムなどを搭載することにより、欧州モードの燃費は、S6セダン:9.7L/100km(=10.3km/L)、S6アバント:9.8L/100km(=10.2km/L)、S7スポーツバック:9.7L/100km(=10.3km/L)、S8:10.2L/100km(=9.8km/L)を達成。V10搭載の旧型に比べると、S6が25%、S8が23%の燃費向上を果たしている。

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なお、S6/S6アバント、S7スポーツバックには7速のSトロニックが組み合わされる。0-100km/h加速は、S6が4.8秒、S6アバントが4.9秒、S7スポーツバックが4.9秒をマークする。

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一方、S8のトランスミッションは8速ティプトロニックとなる。0-100km/h加速はわずか4.2秒の駿足。

また、いずれのモデルにも、専用チューンのアダプティブエアサスペンションが標準装着される。

新エンジンを搭載した新しいSモデル。その実力を早く試してみたい。

(Text by Satoshi Ubukata)

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