A6Avant-2.jpg2012年2月9日、アウディ ジャパンは、アウディA6にステーションワゴンのアウディA6アバントを追加し、2月下旬に販売を開始する。

※写真は日本仕様と異なる場合があります 120209-A6Avant-01.jpg
120209-A6Avant-03.jpg2011年8月に新型アウディA6が上陸した日本に、早くもステーションワゴン版のA6アバントが追加された。新型A6アバントは、2011年のフランクフルトショーでデビュー、2011年末の東京モーターショーではジャパンプレミアを果たしている。
それだけに、すでにその姿をご覧になり、日本での発売を心待ちにしている人は多いのではないだろうか。

新型A6アバントのラインアップは

・アウディA6アバント 2.8 FSI クワトロ......640万円
・アウディA6アバント 3.0 TFSI クワトロ......865万円

の2グレードが用意される。いずれも7速Sトロニックが組み合わされ、駆動方式はフルタイム4WDのクワトロ。つまり、セダンと同じグレード構成である。

ボディサイズは全長4930×全幅1875×全高1495mmで、全高はセダンより30mm高いものの、全長と全幅はセダンと同じ。ルーフからDピラーにかけての特徴的なラインは、実に優雅で「美しいワゴン=アバント」の名にふさわしいデザインだ。

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120209-A6Avant-04.jpg新型A6アバントは、セダン同様、徹底した軽量化が図られている。ボディの20%にはアルミニウムが使用され、ボンネット、フロントフェンダー、ドア、そして、テールゲートはアルミ製となる。おかげで、車両重量はセダンに比べてわずか40kg増に抑えられている。旧型に比べると約20kgの軽量化を果たしており、アウディの軽量化技術「ultra」の賜物ということができるだろう。
A6Avant-1.jpgA6アバントが誇る広大なラゲッジスペースは、通常時が565L、リアシートを倒せば最大1680Lまで拡大が可能だ。オプションとして電動テールゲートを選ぶことができるが、その場合は、リアバンパー下で特定の動作を行うと自動的にテールゲートが開く「バーチャルペダル」機能が利用できる。
先に述べたとおり、A6アバントのエンジンはすでにセダンに搭載されている2.8L V6直噴(204ps/28.6kgm)と3L V6直噴スーパーチャージャー(300ps/44.9kgm)の2タイプ。いずれにも、スタート・ストップシステム(アイドリングストップ機構)やブレーキエネルギー回生システムが採用される。さらに、電動パワーステアリングや7速Sトロニックなど、アウディの高効率テクノロジーによって、JC08モード燃費はA6アバント 2.8 FSIクワトロが11.8km/L、3.0 TFSIが11.0km/Lと旧型に比べて約20%の向上になる。さらに、どちらも2015年燃費基準を達成するため、現在のエコカー減税の対象となるばかりか、エコカー補助金、さらには新エコカー減税の対象車となる見込みだ。

新型A6アバントの装備はほぼセダンに準じている。タッチパッドにより操作可能なMMIタッチを標準装備。オーディオは、BOSEサラウンドサウンドシステムが標準装着される一方、音にこだわる人にはバング&オルフセン アドバンスドサウンドシステムが用意される。

このように内容充実のA6アバント。セダンに対して30万円高というプライスが、とても魅力的に思えるのは私だけだろうか?

(Text by Satoshi Ubukata)

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