2015年2月26日、Audi AGは新型「Audi R8」の写真を公開した。ワールドプレミアは、3月3日開幕のジュネーブショー。
ジュネーブショーでワールドプレミアとなる新型Audi R8のデザインとそのスペックが明らかになった。2シーターミッドシップスポーツという特徴を受け継ぐ新型Audi R8は、デザインに初代のイメージを残しながら、まったく新しいクルマとして生まれ変わった。
シャープな形のシングルフレームグリルやLEDヘッドライトにより、精悍になったフロントマスク。LEDヘッドライトには、ダイナミックターンインジケーターが内蔵され、また、オプションでレーザーハイビームが装着可能だ。
ミッドシップスポーツを象徴するサイドブレードは上下2分割のデザインに。サイドブレードへと続くドアパネルのラインがシャープになったのも新型の特徴である。
リヤビューは大型のリヤディフューザーやエアアウトレットがエンジンのハイパワーを物語る。リヤスポイラーは電動格納式またはカーボン製の固定式が装着される。
エンジンは5.2L V10エンジンを採用。出力違いの2タイプがあり、540ps/540Nm版がAudi R8 V10に、また、610ps/560Nm版がAudi R8 V10 plusにそれぞれ搭載される。0-100km/h加速は、Audi R8 V10が3.5秒、Audi R8 V10 plusが3.2秒だ。いずれのエンジンも、低負荷時に片バンクを休止するシリンダーオンデマンドを採用する。
トランスミッションは7速Sトロニックを採用。駆動方式はフルタイム4WDのquattroだが、新型では油圧多板クラッチによりフロントアクスルにトルクを伝達する方法に変更となった。
ボディは、スペースフレームのASFだが、新型ではアルミとカーボンのハイブリッド構造を採用、旧型に比べて約50kgの軽量化を図っている。サスペンションは4輪ダブルウイッシュボーンを搭載。オプションでアウディ・マグネティックライドが用意される。ステアリングは電動パワーステアリングとなり、速度によりステアリングレシオが変化するダイナミックステアリングをオプションで選ぶことができる。それらの設定は、アウディ ドライブセレクトにより行う。
インテリアは、アウディ ヴァーチャルコックピットにより、ダッシュボードのモニターを省いたデザインに。ステアリングホイールにエンジンのスタートボタンとアウディ ドライブセレクトのスイッチを配置したのも新たな試みだ。
AudiはこのAudi R8 V10/V10 plusに加えて、電気自動車のAudi R8 e-tronの発売を予定している。0-100km/h加速は3.9秒、後続距離450kmを誇る。
さらに、GT3レース用のAudi R8 LMSも開発中で、2016年にはカスタマーチームへのデリバリーが可能となる見込み。2016年以降、街中だけでなく、サーキットでもAudi R8旋風が吹き荒れることになりそうだ。
(Text by Satoshi Ubukata)
シャープな形のシングルフレームグリルやLEDヘッドライトにより、精悍になったフロントマスク。LEDヘッドライトには、ダイナミックターンインジケーターが内蔵され、また、オプションでレーザーハイビームが装着可能だ。
ミッドシップスポーツを象徴するサイドブレードは上下2分割のデザインに。サイドブレードへと続くドアパネルのラインがシャープになったのも新型の特徴である。
リヤビューは大型のリヤディフューザーやエアアウトレットがエンジンのハイパワーを物語る。リヤスポイラーは電動格納式またはカーボン製の固定式が装着される。
エンジンは5.2L V10エンジンを採用。出力違いの2タイプがあり、540ps/540Nm版がAudi R8 V10に、また、610ps/560Nm版がAudi R8 V10 plusにそれぞれ搭載される。0-100km/h加速は、Audi R8 V10が3.5秒、Audi R8 V10 plusが3.2秒だ。いずれのエンジンも、低負荷時に片バンクを休止するシリンダーオンデマンドを採用する。
トランスミッションは7速Sトロニックを採用。駆動方式はフルタイム4WDのquattroだが、新型では油圧多板クラッチによりフロントアクスルにトルクを伝達する方法に変更となった。
ボディは、スペースフレームのASFだが、新型ではアルミとカーボンのハイブリッド構造を採用、旧型に比べて約50kgの軽量化を図っている。サスペンションは4輪ダブルウイッシュボーンを搭載。オプションでアウディ・マグネティックライドが用意される。ステアリングは電動パワーステアリングとなり、速度によりステアリングレシオが変化するダイナミックステアリングをオプションで選ぶことができる。それらの設定は、アウディ ドライブセレクトにより行う。
インテリアは、アウディ ヴァーチャルコックピットにより、ダッシュボードのモニターを省いたデザインに。ステアリングホイールにエンジンのスタートボタンとアウディ ドライブセレクトのスイッチを配置したのも新たな試みだ。
AudiはこのAudi R8 V10/V10 plusに加えて、電気自動車のAudi R8 e-tronの発売を予定している。0-100km/h加速は3.9秒、後続距離450kmを誇る。
さらに、GT3レース用のAudi R8 LMSも開発中で、2016年にはカスタマーチームへのデリバリーが可能となる見込み。2016年以降、街中だけでなく、サーキットでもAudi R8旋風が吹き荒れることになりそうだ。
(Text by Satoshi Ubukata)