161209-V2I-03.jpgAudiはアメリカのラスベガスで、信号機の情報をリアルタイムにキャッチし、車両で利用できる「トラフィックライトインフォメーション」のサービスを開始した。 トラフィックライトインフォメーションは、地方自治体の交通管制センターからの情報を、トラフィックテクノロジーサービシス(TTS)社を経由して、車両のオンボードコンピューターに送信。その情報を運転に利用するというものだ。

車両を制限速度内で走らせているときに、ドライバーはバーチャルコックピットやヘッドアップディスプレイにより信号を青で通過できるが確認できる。信号が青に変わらないときには、青に変わるまでの時間がカウントダウンされるため、ドライバーはあらかじめアクセルペダルを緩めてスピードを調整することも可能だ。

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Audiはヨーロッパで行った同様のパイロットプロジェクトにより、交通の流れがスムーズになることを確認。プロジェクトマネージャーのミハエル・ツヴェック氏は「弊社のテストでは、赤信号で完全に停止する車両数が20パーセント前後も減少しました。ドライバーにとっては時間の節約になり、パイロットプロジェクトでは約15%燃料が節約できることも確認されました」と語る。

「Time-to-Green」と名付けられたこの機能は、現時点では2016年6月以降に生産された、Audi connectを搭載するAudi A4とAudi Q7で利用が可能。Audiはこのシステムをアメリカ国内の他の都市に拡大するとともに、ヨーロッパでの応用を考えているという。

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(Text by Satoshi Ubukata)

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