170603-A8-03.jpgAudiは2017年内に登場予定の新型Audi A8に採用されるマイルドハイブリッドシステムを公開した。 V6、V8、および、W12エンジンに採用されるマイルドハイブリッドは、12kW/60Nmの強力なスターターモーターと48Vバッテリーにより構成される。

リヤに搭載されるのは10Ahのリチウムイオンバッテリー。12Vの鉛バッテリーは搭載されず、12Vが必要な機器についてはDC/DCコンバーターによって降圧した電気が送られる。

170603-A8-01.jpg
エンジン前端に搭載されるスターターモーターは、Vベルトでエンジンのクランクシャフトに接続。エンジンのスタート機能に加えて、減速時には発電することでエネルギーを回生する。

さらにこのマイルドハイブリッドシステムでは30〜160km/hで走行中にアクセルから足を離すと、条件が整ったときにはエンジンを最大45秒停止することで燃費を改善。アクセルペダルを踏んだり、速度が22km/hを下回ったときには自動的にエンジンをスタートさせる。

170603-A8-02.jpg
これにより、V6ガソリンエンジンの場合、100km走行あたり0.7Lの燃料が節約できるという。

一方、2.0 TFSIエンジンにもマイルドハイブリッドが組み合わされるが、こちらは12Vバッテリーを用いるため、エネルギー回生量がV6に比べて小さいということだ。

(Text by Satoshi Ubukata)

This article is a sponsored article by
''.