150416-NAVI-8.jpg以前は地図を片手にドライブルートをチェックしていた私ですが、最近は完全にナビゲーションシステム頼み。そうなると、ナビの地図データが新しいかどうかが重要になってきます。というわけで、今回はナビソフトのバージョンアップを採り上げます。 アクアラインが開通してからというもの、取材で訪れることが多くなった房総半島。とくに、「木更津」や「袖ヶ浦」、「かずさ」などは行かない月がないほど頻繁に通っています。

ときどき「茂原」にも足を伸ばします。このあたりも圏央道が開通してとても便利になった場所。しかし、ナビゲーションの地図が古いせいで、ナビが適切なルート案内してくれず困っていました。高速を通ったほうが早いのに......。

そんなとき、たまたま知人がナビソフトを最新版にバージョンアップするというので、これを使って、新旧データで到着時間にどのくらい差が出るのか比べてみることにしました。ちなみに、クルマはAudi A6 3.0 TFSI quattro。MMI(3G Plus)が装着されています。

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ナビソフトのバージョンアップはAudi正規ディーラーで行います。上の写真は、バージョンアップに必要なパッケージです。まずは更新のための事前作業を行い、準備が整ったらナビソフトの更新データが入ったSDカードをMMIのカードスロットに入れ、あとはMMIの管理画面からソフトウェア更新します。

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150416-NAVI-5.jpgここからは、システムがSDカードのデータを自動的に読み取り、MMIに展開していきます。所要時間は事前作業に約20分、アップデートに約40分の計1時間でした。この間、車両の電源をオンにしておくのですが、Audi正規ディーラーではバッテリー充電器をつないでおくことでアイドリングせずに作業していました。
バッテリーが上がらないよう充電器をつなぐだけでなく、クルマのシートやステアリングホイールを汚さないようカバーをかけて作業するなど、クルマに余計な負担をかけないために、細心の注意を払っていました。日頃から環境に配慮した取り組みを行っている「Audi Top Service」の一面を垣間見たような気がしました。

さて、作業の前後でナビソフトのバージョン情報を確認しました。左下がバージョンアップ前、右下がバージョンアップ後です。2014年版(2013年10月発行)から2015年版(2014年10月発行)に変わっているのがわかります。

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さっそくルートを比較してみましょう。都内から、ときどき取材などで訪れる「茂原ツインサーキット」までのルートを検索してみます。

まずは、バージョンアップしていないAudi A6のMMIでルート検索すると、「袖ヶ浦IC」から一般道を通るよう指示されました。圏央道の木更津東ICから東金ICまでの地図データがないため、こんなルートになりました。

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一方、バージョンアップ後のMMIでは、最寄りの「茂原長南IC」まで高速を通るルートが案内されました。

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ふたつの距離と所要時間と比較してみましょう。

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[Before]
 15:35(到着予想時刻) ー 13:02(現在時刻) = 2時間33分(所要時間)
[After]
 15:01(到着予想時刻) ー 13:09(現在時刻) = 1時間52分(所要時間)

高速道路を使うほうが距離は少し長くなるものの、41分の時間短縮という結果になりました。ということで、実際にナビに導かれるまま、茂原までドライブ。圏央道の木更津東ICまではよく行くのですが、それより先を走るのは実は初めてです(笑)

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圏央道のこのあたりは比較的交通量が少なくとても走りやすい道です。一般道のように遅いクルマにブロックされて、到着がどんどん遅れることがないのもうれしいですね!

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いつもナビ頼みの私は、地元ならともかく、移動先で地図にない道に挑戦することはほとんどありません。そういう意味では、最新の地図データはなくてはならないもの。私の愛車もAudi正規ディーラーで早々にナビソフトのバージョンアップを行いたいと思います。

(Text by Satoshi Ubukata / Photos by Hiroyuki Ohshima)

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