120625-Cyndie-07.jpgSUPER GT Round3の決勝は、シンディ選手がかつて経験したことがないほど辛いレースになりました。 120625-Cyndie-04.jpgコックピットの温度は55℃を超えていた。まるで全身が燃えているようだ。とくに脚と頭部の暑さは耐え難かった。

息が苦しい。

頭の中がグルグルと回り、意識が遠のいていく。マシーンをピットに停め、降りるのが精一杯だった。

マシーンを降りた私はメディカルセンターに直行せざるをえない状況だった。

こんな経験は初めてだ。私自身がいちばん驚いている。
25周目に入ったところでシンディは暑さによる体調不良を無線で訴える。26周目にはラップタイムが4秒以上下がってしまい、チームは緊急ピットインを指示。シンディは何とかピットまでマシンを戻すも、朦朧とする意識の中ピットロード速度制限をオーバーしてしまう。マシンを定位置にストップさせマシンから降りたシンディに都筑のドライバー交代を手伝う余力は残されておらず、都筑は1人で交代作業を行い20秒以上のタイムをロスしてしまうことに。コースイン後、シンディのピットロード速度制限に対するドライブスルーペナルティを終えた時点で、クラス18位とほぼ最下位まで順位を落とすが、チームは都筑のモチベーションを保つべく無線で指示を出し続ける。都筑もそれに応え、安定したペースでラップを重ね徐々に順位を挽回。都筑は最終ラップまでほぼ同様の安定したペースで走り切り14位 まで順位を上げて完走を果たした。(Hitotsuyama Racing プレスリリース)

120625-Cyndie-05.jpg次のレースも暑さが心配される。同じことを繰り返さないためにも、すぐに新しいフィジカルトレーニングを始めよう。
Text : Cyndie Allemann
Photos : Eric Gilbert
Special thanks : Hitotsuyama Racing

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