130529-Kazuto2-1.jpg北緯50度線上(樺太と同じ)に位置するこの南西ドイツのマインツは、国内でも比較的温暖な地域だ。クリスマスイブには気温は15℃にもなり、「この冬は暖かく過ごしやすいなぁ」と思った矢先...... 2012〜13の欧州の冬は異常な厳しさが続いた。大雪や気温が氷点下となる日が続き、とにかく太陽を見ることがまったくといっていいほどなかった。観測史上6番目に天気が悪い冬だったらしく、氷点下20度を何度も体験し、少し暖かくなると雪が絶え間なく降り続いた。寒く暗い冬だったのだ。

この冬の厳しさは、通常比較的雪が少ないフランス、ベルギー、オランダをも直撃し、停電や空港が閉鎖される事態が立て続けに起こった。

基本的にはスノーフリー、アイスフリーを謳い、除雪や凍結対策が徹底したドイツのアウトバーンですら作業が追いつかず、閉鎖される区間、また交通事故が多発。100台以上の自動車が関わる大型の玉突き衝突事故まで起こってしまった。

2010年12月より義務化された冬用タイヤ着用のおかげで、春には夏用タイヤへの交換で、タイヤ屋さんも各ディーラーも大忙しだ。今年は例年よりこの交換時期が後ろにずれ込み、私の場合は5月になってようやく予約を取れた。冬用タイヤの義務は時期とは関係なく、凍結した路面や雪が積もった路面での着用が義務づけられるので、長引く寒さの中、自動車を日常の足とする人たちは、交換の時期を大幅に遅らせざるをえなかったのである。

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そしてようやく春が訪れた。この喜びは太陽に恵まれた環境にいる人たちには、想像もつかないだろう。

野原や公園には花が咲き、太陽が輝くことの素晴らしさ、太陽の恵みというものを心から感じてしまう。ドイツの音楽家や作家に春の喜びをテーマにした人が多いのは、よく理解ができる。そして太陽の大切さ、自然のすばらしさを感じるここドイツで、環境意識が高くなるのもよく理解できる。

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