![180409-SGT-03.jpg](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/resource/xas/image/1to8/blog/motor_sport/180409-SGT-03.jpg)
Audi Team Hitotsuyamaは、ドライバーは7年目のリチャード・ライアン選手が引き続きAドライバーを務める一方、Bドライバーとして富田竜一郎選手を起用。さらに、2017年までFIA-F4に参戦してきた篠原拓朗選手をCドライバーとしてチームに帯同させる。
![180409-SGT-01.jpg](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/resource/xas/image/1to8/blog/motor_sport/180409-SGT-01.jpg)
Team TAISANは、2年目となる山田真之亮選手のパートナーして川端伸太朗選手が新加入する。さらに、スーパーバイザーとして元F1ドライバーの中野信治氏がチームに加わった。
![180409-SGT-02.jpg](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/resource/xas/image/1to8/blog/motor_sport/180409-SGT-02.jpg)
決勝前日の7日午後にはノックアウト方式による予選が行われた。午前中の公式練習で、#21 Hitotsuyama Audi R8 LMSがコース上でストップする場面があったが、これは"タイヤかす"が車両外側にあるキルスイッチに当たり電源が落ちてしまったのが原因で、マシントラブルではなかった。
気を取り直して臨んだ予選で、#21 Hitotsuyama Audi R8 LMSはライアン選手のドライブによりQ1を7番手で難なく通過。Q2はウェットコンディションとなったが、雨を味方に付けた富田選手がトップからわずか0秒157差の1分34秒082のタイムでセカンドポジションを獲得した。
![180409-SGT1-3.jpg](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/resource/xas/image/1to8/blog/motor_sport/180409-SGT1-3.jpg)
#26 TAISAN R8 FUKUSHIMAは川端選手がQ1を11位で通過。Q2は山田選手が13番手のタイムを叩きだした。
ポールポジションは#88 マネパ ランボルギーニ GT3 平峰一貴/マルコ・マッペリ組が獲得している。
![180409-SGT1-2.jpg](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/resource/xas/image/1to8/blog/motor_sport/180409-SGT1-2.jpg)
翌8日は、真冬に逆戻りしたような寒さと雨、さらに、時折雪が舞うなど変わりやすい天候に見舞われた岡山国際サーキットだったが、決勝がスタートするまでにはドライコンディションに戻り、定刻の14時20分には開幕戦のスタートが切られた。
![180409-SGT-00.jpg](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/resource/xas/image/1to8/blog/motor_sport/180409-SGT-00.jpg)
#21 Hitotsuyama Audi R8 LMSのスタートを任されたライアン選手は、序盤はタイヤを温存する作戦をとり2位から4位までポジションを落とすが、その後、アグレッシブな走りで徐々に順位を上げ、17周目にはついにトップに躍り出る。GT500のマシーンが#21 Hitotsuyama Audi R8 LMSをオーバーテイクするのに乗じて、後続のGT300のマシーンがポジションアップを狙うが、ライアン選手はライバルに付け入る隙を与えない。
ライアン選手の鮮やかなドライビングはその後20周続き、トップのままピットに戻る。ここで富田選手にマシーンを委ねるが、ピットアウトした周にABSにトラブルが発生し、アトウッドコーナーでコースアウト。幸いマシーンはコースに復帰できたものの、その後しばらくして今度は駆動系のトラブルに見舞われ、リタイヤとなった。レース後、マシーンをチェックしたところ、左のドライブシャフトが破損していたという。
![180409-SGT2-4.jpg](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/resource/xas/image/1to8/blog/motor_sport/180409-SGT2-4.jpg)
#26 TAISAN R8 FUKUSHIMAは、スタートドライバーの山田選手がタイヤを温存する走りで12位で川端選手に交替。その際、リヤタイヤのみの交換とすることで作業時間を短縮している。マシーンを託された川端選手は最終的には9位までポジションを上げ、開幕戦入賞となった。優勝は#18 UPGARAGE 86 MC 中山友貴/小林崇志が手にしている。
レース後、Audi Team Hitotsuyama代表の一ツ山亮次氏は、「レース前半は、リチャードが彼なりの走りでしっかりと見せ場をつくり、トップでレースを折り返してくれました。あの勢いこそ、彼の持ち味であり、強みでもあります。このまま行けば......とファンの皆さんも期待していたと思いますが、それだけにこういう結果でレースを終えたのはとても残念です。しかし、チームに速さがあることもわかりましたし、新加入の富田も順応力が高く、リチャードとともに優勝争いができるドライバーだということも証明できました。次の富士は500kmと長いレースですので、マシントラブルがないようしっかりとチェックし、万全の態勢で表彰台を狙いたいと思います」と語った。
![180409-SGT1-1.jpg](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/resource/xas/image/1to8/blog/motor_sport/180409-SGT1-1.jpg)
次戦の第2戦「FUJI GT 500km RACE」は、5月3日〜4日の開催。Audi勢の表彰台を期待したい。
(Text by Satoshi Ubukata / Photos by Satoshi Ubukata, Audi Japan, GTA)