
このA1 Racerを用いて戦う「Audi A1 class」が富士チャンピオンレースシリーズに新設されたことから、この日A1 RacerがJAF公式戦デビューを果たした。

参戦したのは、小川巧祐選手(19号車)、荻野哲生選手(20号車)、そして、俳優の岩城滉一選手(101号車)の3名で、各ドライバーは前日から練習走行に励み、6日の予選・決勝に臨んだ。

予選、決勝ともにマツダ・ロードスターやマツダ・デミオなどとの混走になるこのレース、さっそく午前8時20分からの公式予選では、28台がタイムアタックを行うなか、A1 Racerの3台が13位〜15位のタイムをマークした。
そして、午後1時45分からの決勝レースは、混戦の中で先行する岩城選手を小川選手と荻野選手が追う展開に。3選手のバトルは最終ラップまで続いたが、ダンロップコーナーで岩城選手をかわした荻野選手が、クラス優勝を果たしている。

Hitotsuyama GmbHでは、2017年にはさらに参加台数を増やすとともに、参加ドライバーがヘルメットひとつでサーキット入りだけで気軽にレースが楽しめる「ARRIVE & DRIVE」パッケージの設定を考えているという。
スポーツ走行やサーキットトライアルの次を考えている人にとっては、目が離せないプログラムとなるに違いない。
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(Text by Satoshi Ubukata)