
Audi勢では、Audi Team HitotsuyamaとAudi Team Brailleが新型Audi R8 LMS、Team TAISAN SARDが旧型Audi R8 LMS ultraにより参戦。しかし、ここ岡山では、Audi Team Brailleが急遽欠場したため、Audi R8 LMSの出走は2台となった。

決勝前日の9日午後にはノックアウト方式による予選が行われた。午前中の公式練習中にギヤボックスのトラブルに見舞われたAudi Team Hitotsuyamaは、このレースウィークは初乗車となる藤井誠暢選手がQ1を担当し、6番手タイムの1分27秒033をマークしQ1を突破。そして、リチャード・ライアン選手が挑んだQ2は、1分26秒254でこちらも6位となり、3列目からのスタートとなった。
Team TAISAN SARDは、マシーントラブルのため予選出走は叶わなかった。ポールポジションは、#25 VivaC 86 MCが獲得している。

10日の午後にはドライコンディションのもと決勝が行われた。藤井選手が#21 Hitotsumaya Audi R8 LMSのスタートドライバーを務め、一時5位までポジションをアップしたものの、思いのほかタイヤの消耗が進み、ラップタイムが落ちてきたということで予定よりも早くライアン選手にバトンタッチ。その際、ピット作業に手間取り順位を落としたが、ライアン選手が着実にポジションをアップし、終盤には8位、さらに、最終ラップには1つポジションを上げて7位でゴール。初戦を入賞で飾る結果となった。
一方、Team TAISAN SARDの#26 Audi R8 LMSは密山祥吾、元島佑弥のコンビがトップから1周遅れの20位で完走した。


次戦は、5月4日「FUJI GT 500km RACE」。新型Audi R8 LMSが富士スピードウエイでどんな戦いを見せてくれるのか、いまから楽しみだ。

(Text by Satoshi Ubukata/Photos by 1to8.net, GTA)