2015年3月21日、AudiはWECに参戦する「Audi R18 e-tron quattro」の2015年仕様について、その詳細を明らかにした。
2015年仕様のAudi R18 e-tron quattroは、基本的な設計は2014年仕様を踏襲するが、さまざまな部分に変更が施されている。
一番の変更は、エネルギー回生量。2014年仕様は1周あたりの回生量が2MJだったが、2015年は2倍の4MJに変更。フライホイールに貯蔵できるエネルギー量は700kJと、前年に比べ17%アップしている。
ただし、エネルギー回生量が大きくなったぶん、1周あたりに使用できるディーゼル燃料が約2.5%減少するため、それを補うためにTDIエンジンをさらに効率化したり、エアロダイナミクスを向上させるなどして対応。ラップタイムも短縮するという。
マシーンの外観はフロントに大型のエアインテークが設けられ、これにともないヘッドライトのデザインも変更になった。マトリクスLEDヘッドライトとレーザーハイビームは引き続き搭載される。
また、パワートレインの冷却性能をアップするために、サイドポッドやエンジンフードのデザインも変更。さらに、今季は2種類のボディを用意し、サーキットごとに最適なバージョンを走らせる予定だ。
2015年シーズンは4月12日、シルバーストーンの6時間レースで幕が開ける
(Text by Satoshi Ubukata)
一番の変更は、エネルギー回生量。2014年仕様は1周あたりの回生量が2MJだったが、2015年は2倍の4MJに変更。フライホイールに貯蔵できるエネルギー量は700kJと、前年に比べ17%アップしている。
ただし、エネルギー回生量が大きくなったぶん、1周あたりに使用できるディーゼル燃料が約2.5%減少するため、それを補うためにTDIエンジンをさらに効率化したり、エアロダイナミクスを向上させるなどして対応。ラップタイムも短縮するという。
マシーンの外観はフロントに大型のエアインテークが設けられ、これにともないヘッドライトのデザインも変更になった。マトリクスLEDヘッドライトとレーザーハイビームは引き続き搭載される。
また、パワートレインの冷却性能をアップするために、サイドポッドやエンジンフードのデザインも変更。さらに、今季は2種類のボディを用意し、サーキットごとに最適なバージョンを走らせる予定だ。
2015年シーズンは4月12日、シルバーストーンの6時間レースで幕が開ける
(Text by Satoshi Ubukata)