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ゴールデンウイーク真っ只中、5月2日、3日の2日間に9万1500人(!)のファンが集まった快晴の富士スピードウェイ。ここで、SUPER GT第2戦「FUJI GT 500KM RACE」が開催された。
レース距離が500kmと長い今回は第3ドライバーの登録が認められており、GT300クラスにエントリーするAudi Team Hitotsuyamaはレギュラーのリチャード・ライアン選手、藤井誠暢選手に加えてステアン・オルテリ選手を、Audi Team Racing Techはクリスチャン・マメロウ選手、細川慎弥選手に加えて黒田吉隆選手を第3ドライバーとして迎え、レースに臨んだ。

決勝前日の5月2日午後には、ノックアウト方式による予選が行われた。Q1は、Audi Team Hitotsuyamaが藤井選手、Audi Team Racing Techは細川選手が担当。藤井選手はトップと1秒830差の1分38秒349で13番手のタイムを叩きだし、Q2に進出。一方の細川選手は1分40秒883で27位となり、Q1突破はならなかった。


3日の午後2時15分から行われた決勝は、Audi Team Hitotsuyamaはライアン選手が、Audi Team Racing Techはマメロウ選手がスタートを担当した。

ライアン選手は1分40秒前後のペースで順調に走り続け、28周終了後に藤井選手にステアリングを委ねた。藤井選手もほぼ同じペースで周回を重ねていくが、46周を終えたところで予定外のピットイン。


「練習走行では予想していた以上に調子が良くて、昨年は10km/h以上差をつけられていたSLSに、今年はスリップでついて行くことができました。マシーンのセッティングも決まって、このトラブルがなければあと1秒か1秒半速いペースで行けそうだっただけに本当に残念です」とはチーム代表の一ツ山亮次氏。
一方、Audi Team Racing Techはマメロウ選手が64周、細川選手が34周を走り、トップのGAINER TANAX GT-Rから2周遅れの10位で完走している。


次戦のタイについて一ツ山氏は、「昨年、熱い中で苦戦したタイですが、そのあたりの対策を万全にしてレースに臨みたいと思います」と抱負を語った。第3戦の決勝は6月21日。表彰台目指して頑張ってほしい。
(Text & Photos by Satoshi Ubukata)