150920-6-Final-4.jpg2015年9月20日、宮城県のスポーツランドSUGOにて2015 SUPER GT第6戦「SUGO GT 300km RACE」の決勝が行われ、Audi Team HitotsuyamaのAudi R8 LMS ultraは17位で完走した。

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例年7月の「SUGO GT 300km RACE」だが、今年はシルバーウイーク真っ只中、9月半ばの開催になり、予選日の19日(土)、決勝日の20日(日)の2日間に、延べ3万6500人がスポーツランドSUGOに駆けつけた。

150920-4-Pit Walk-3.jpgAudi Team Hitotsuyamaにとっては、昨年表彰台を獲得した菅生。そして、第1ドライバーのリチャード・ライアン選手がこの大会でSUPER GT 100戦目を迎えるとあって、表彰台を目指したいところだ。一方、Audi Team Racing Techは前戦でのマシーンクラッシュが響いて、今大会は欠場している。
19日は、午前の公式練習開始直後こそコースには濡れた部分が残っていたが、まもなくドライコンディションに。Audi Team Hitotsuyamaの#21 Audi R8 LMS ultraはトップと0.175差、1分20秒495で7番手のタイムをマークし、順調な出足を見せていた。しかし、午後に行われた予選では、Q1を担当した藤井誠暢選手が思うようにタイムアップを果たせず、16番手に終わり、Q2進出はならなかった。ポールポジションは、1分19秒423を叩き出した#55 ARTA CR-Z GTが獲得している。

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決勝は20日午後2時にスタート。Audi Team Hitotsuyamaの#21 Audi R8 LMS ultraはライアン選手がスタートドライバーを担当した。予選16番手の#21 Audi R8 LMS ultraはオーバーテイクが難しい菅生で我慢の走りを強いられるが、着実に周回を重ねて18周終了後には13位まで順位をアップしていた。

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ところが、27周目(GT500クラス)にGT500クラスのマシーンがクラッシュしてコース上にストップ。これを処理するためにセーフティカーが導入された。規定周回数の3分の1となることから、この間に各チームともドライバー交替を行おうとピットイン。Audi Team Hitotsuyamaも第2ドライバーの藤井選手にステアリングが委ねられた。

ところが、ピットの出口付近でピットレーンを塞ぐマシーンがあり、多くの車両が立ち往生。さらに、程なくしてピットレーン出口のシグナルが赤に変わり、藤井選手がドライブする#21 Audi R8 LMS ultraは足止めを食らう羽目に。この不運により、1ラップ遅れになった#21 Audi R8 LMS ultraは藤井選手の健闘により13位まで順位を戻すも、ノーポイントでレースを終えることになった。

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150920-SGT-03.jpgGT300クラスを制したのは、2番グリッドからスタートした#25 VivaC 86 MCの土屋武士/松井孝允。VivaC 86 MCは、GTアソシエーションが開発した"マザーシャシー"を採用するマシーンで、マザーシャシー車両としては初優勝となった。
レース後、Audi Team Hitotsuyama代表の一ツ山亮次氏は、「今回は不運に見舞われ、チームの力ではいかんともしがたい状況でした。すっきりとした気分で終わることはできませんが、これもレースです。次のオートポリスは、標高が高いため自然吸気エンジンのAudi R8にとってはやや不利ですが、コースレイアウトはAudi R8に有利ですので、表彰台目指して頑張りたいと思います」と語った。

第7戦の「SUPER GT in KYUSHU 300km」は10月31日に予選、11月1日に決勝が行われる。今シーズンも残り2戦。Audi Team Hitotsuyamaの踏ん張りに期待しよう。

(Text by Satoshi Ubukata / Photos by Satoshi Ubukata, GTA)

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