2014年8月10日、静岡県の富士スピードウェイにて2014 SUPER GT第5戦「FUJI GT 300km RACE」の決勝が行われた。
しかし、荒天が予想された9日に行われたGT300クラスの予選では、恵みの雨が降ることはなく、そのうえAudi R8 LMS ultraのリヤハブがトラブルに見舞われたこともあって、リチャード・ライアン選手のタイムは最下位の24番手に沈むこととなった。
そして決勝の10日、富士スピードウェイは台風11号の影響により断続的に強い雨に見舞われた。昨日の予選中に#22 グリーンテックSLS AMGが赤旗中断の原因をつくったとして予選タイムを削除されたことから、Audi R8 LMS ultraは1つ繰り上がって23番グリッドからのスタートとなった。スタートはリチャード選手が担当する。
15時からの決勝レースは、雨のためセーフティカー先導によるスタートとなった。そして、2周を終了してセーフティカーがピットに入り、いよいよバトルが始まる。
その直後、Audi R8 LMS ultraがピットインし、ドライバーを藤井誠暢選手に交替。雨に強い藤井選手の投入で追い上げを図ろうという作戦だ。
GT300クラス優勝は、予選からずば抜けた走りを見せた#61 SUBARU BRZ R&D SPORTがポーツ・トウ・ウインを達成。一方、GT500クラスは、#18 ウイダーモデューロNSX CONCEPT-GTが、ホンダに今季初優勝をもたらした。
レース後、Audi Team Hitotsuyama代表の一ツ山亮次氏は、「残念ながら戦略が裏目に出てしまいました。次は鈴鹿1000km。相変わらずエンジンのパワー差は厳しいですが、それがカバーできるサーキットだと思いますので、上位を狙っていきます」と語った。
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前戦の雨の菅生で表彰台を獲得したAudi Team Hitotsuyamaは、Audi R8 LMS ultraが不利とされるこの富士でも、雨を味方につけて上位入賞を目指したいところ。しかし、荒天が予想された9日に行われたGT300クラスの予選では、恵みの雨が降ることはなく、そのうえAudi R8 LMS ultraのリヤハブがトラブルに見舞われたこともあって、リチャード・ライアン選手のタイムは最下位の24番手に沈むこととなった。
そして決勝の10日、富士スピードウェイは台風11号の影響により断続的に強い雨に見舞われた。昨日の予選中に#22 グリーンテックSLS AMGが赤旗中断の原因をつくったとして予選タイムを削除されたことから、Audi R8 LMS ultraは1つ繰り上がって23番グリッドからのスタートとなった。スタートはリチャード選手が担当する。
15時からの決勝レースは、雨のためセーフティカー先導によるスタートとなった。そして、2周を終了してセーフティカーがピットに入り、いよいよバトルが始まる。
しかし、スタートから19分後、雨が強まったことからセーフティカーが導入され、さらに15時44分には走行を続けるには危険との判断からレースは一時中断。セーフティカーランによりレースが再開されたのは16時15分のことだった。
その直後、Audi R8 LMS ultraがピットインし、ドライバーを藤井誠暢選手に交替。雨に強い藤井選手の投入で追い上げを図ろうという作戦だ。
その後、路面のコンディションの変化に対応すべく、タイヤ交換のためにAudi R8 LMS ultraは再びピットイン。藤井選手はGT300クラスで一時ファステストラップを叩き出す素晴らしい走りを見せたものの、最終的には23位でレースを終了。完走はできたものの、雨を味方にすることはできなかった。
GT300クラス優勝は、予選からずば抜けた走りを見せた#61 SUBARU BRZ R&D SPORTがポーツ・トウ・ウインを達成。一方、GT500クラスは、#18 ウイダーモデューロNSX CONCEPT-GTが、ホンダに今季初優勝をもたらした。
レース後、Audi Team Hitotsuyama代表の一ツ山亮次氏は、「残念ながら戦略が裏目に出てしまいました。次は鈴鹿1000km。相変わらずエンジンのパワー差は厳しいですが、それがカバーできるサーキットだと思いますので、上位を狙っていきます」と語った。
2012年、惜しくも表彰台を逃した鈴鹿1000kmで、Audi Team Hitotsuyamaがどんな活躍を見せてくれるのか、楽しみにしたい。
(Text & Photos by Satoshi Ubukata)