140406-6-Final-1.jpg2014年4月6日、岡山県の岡山国際サーキットにて2014 SUPER GT第1戦「OKAYAMA GT300km RACE」の決勝が行われた。

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めまぐるしく天候が変わる岡山国際サーキット。午後2時からの決勝はドライコンディションでスタートした。

1周目、GT300クラスの前を走るGT500勢で接触やスピンが発生。進路をふさぐマシーンを避けるため、#21 Audi R8 LMS ultraを駆る藤井誠暢選手はコース上でストップ。これにより順位を16位から23位に下げてしまう。「ここでリスクを冒すわけにはいかなった」とは藤井選手。

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ここからAudi R8 LMS ultraの猛追が始まった。集団から抜け出したAudi R8 LMS ultraは本来のペースで周回を重ねることになり、じわじわと順位を上げていく。さらに、ドライバー交替の際、タイヤ交換をリヤ2輪に留め、ピットストップの時間を短縮。このような作戦が功を奏して、各チームがドライバー交替を終えた頃には12位までポジションを上げた。

さらに、藤井選手から交代したリチャード・ライアン選手が、上位陣に迫るラップタイムを重ね8位まで浮上。先行する#86 クリスタルクロコ ランボルギーニGT3との差を0.982秒まで詰めるもオーバーテイクは叶わず、8位でレースを終了。チームは4ポイントを獲得した。

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140406-6-Final-13.jpgGT300クラス優勝は、#4 グッドスマイル 初音ミク Z4で、これに#7 Studie BMW Z4が続いた。
レース後、チーム代表の一ツ山亮次氏は、「スタートのアクシデントで順位を落としたものの、最終的には8位でゴールすることができました。Audiらしい粘り強い走りができたと思います。今回、ヨコハマタイヤに復帰して初のレースになりましたが、タイヤの特性やマシーンの長所・短所がわかってきました。それをもとに、次のレースに向け、いろいろ改善していきたいと思います」と語った。

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次戦は5月4日、富士スピードウエイで開催される。長いストレートがある富士は、パワー不足が叫ばれるAudi R8 LMS ultraには厳しいサーキットだが、持ち前の粘り強い走りと俊敏なハンドリングにより、ぜひ上位入賞を果たしてほしい。

(Text by Satoshi Ubukata)

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