140601-5-Grid Walk-2.jpg2014年6月1日、大分県のオートポリスにて2014 SUPER GT第3戦の決勝が行われた。

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例年秋に開催のオートポリス戦が今年は初夏に変更。梅雨どきだけに悪天候が心配されたが、予選、決勝ともオートポリスには真夏の太陽が降り注いだ。

GT300クラスに参戦するAudi Team Hitotsuyamaは、レギュラードライバーのリチャード・ライアン選手と藤井誠暢選手のコンビでレースに臨む。

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5月31日に行われたノックアウト方式の予選では、Q1をライアン選手が、Q2を藤井選手が担当。午前中の公式練習で#21 Audi R8 LMS ultraは1分47秒446の8番手タイムをマークしていただけにQ2進出は確実と思われたが、CR-ZやPRIUSなどが好タイムをマークし、#21 Audi R8 LMS ultraは14番手のタイムで終了。Q2に進出できる13位以内に残ることができなかった。

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140531-1-Practice-14.jpgGT300クラス、ポールポジションを獲得したのは、佐々木孝太選手が1分45秒335を叩き出した#61 SUBARU BRZ R&D SPORT。2番手は#55 ARTA CR-Zで、JAF-GTがフロントローを独占する結果となった。
決勝は6月1日午後2時スタート。上位の#2 シンティアム・アップル・MP4-12CがQ1/Q2のタイムを抹消されたことから13番手kらスタートとなった#21 Audi R8 LMS ultra。ライアン選手が果敢に攻めるが、標高の高いオートポリスは自然吸気エンジンには不利ということもあり、次第に順位を落としていく。

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そして、途中、藤井選手にドライバー交替。ピットアウトというときに、エンジンが始動できずタイムをロスしてしまう。さらに、ピット作業でミスがあり、それがドライブスルーペナルティの対象となってしまった。

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最終的には18位で完走するが、チームとしては不本意な結果に終わってしまった。

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140601-6-Final-9.jpgレースは、#61 SUBARU BRZ R&D SPORTと#55 ARTA CR-Zがトップ争いを演じ、ドライバー交替で#55 ARTA CR-Zがトップに躍り出て、そのまま逃げ切る展開になった。
140601-6-Final-10.jpg一方、GT500クラスはポールポジションの#23 MOTUL AUTECH GT-Rが一度もトップを譲らず、ポール・トゥ・フィニッシュを飾っている。
レース後、チーム代表の一ツ山亮次氏は、「18位で完走できましたが、トップ6を目指していましたから、決して満足できる結果ではありません。決勝では、ピットストップの際にミスがあり、それによりドライブスルーペナルティを受けたり、ピットアウトの際にエンジンがすぐにかからず約10秒をロスしてしまったり......。そういったミスやトラブルの原因を解明をして、次戦に臨みたいと思います。次戦の菅生は、Audi R8 LMS ultraには最もマッチしているサーキットです。また、次戦までの鈴鹿のテストもあります。なんとかいい方向につなげていきますので、引き続きよろしくお願いします」と語った。

次戦第4戦は7月20日に決勝が行われる。灼熱の菅生でAudi R8 LMS ultraの活躍を期待しよう!

(Text & Photos by Satoshi Ubukata)

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