Audiカスタマーチーム、今年もニュルブルクリンク24時間レースに参戦

アウディスポーツ カスタマーレーシングがテクニカルサポートを提供する、5つのカスタマーチーム、8台のAudi R8 LMS ultraが、去年アウディ初の総合優勝とアウディR8 LMS ultraの1-2フィニッシュで制したニュルブルクリンク24時間レースで、再び総合優勝を狙う。 昨年5月、セミワークスチームとして出場したアウディスポーツ チームフェニックスによって、アウディはニュルブルクリンク24時間レースで初めての総合優勝を獲得。以降Audi R8は、昨年のスパ フランコルシャン(ベルギー)とゾルダー(ベルギー)で総合優勝、そして今年1月のデイトナ(アメリカ)でのGTクラス優勝と、3つの24時間レースを制した。
 そして5月19 , 20日、各チームは昨年までとは異なる体制でニュルブルクリンクを走る。過去5年間で100台以上のマシンを供給するなど、カスタマープログラムが大成功を収めたのを受けて、今年からは各チームが主役となって参戦。

エルンシュト モーザー率いる昨年の優勝チームは今年、G-Driveレーシングbyフェニックスとして参戦。フランク・スティプラー(ドイツ)とマルクス・ウィンケルホック(ドイツ)は今年、ルマンの優勝経験者のマルセル・ファスラー(スイス)とマイク・ロッケンフェラー(ドイツ)とチームを組む。

もう1台のマシーンは、５回のルマン優勝経験者であるフランク・ビエラ(ドイツ)に、ルカ・ラディック(ドイツ)、クリスター・ヨンス(ドイツ)、ロマン・ルシノフ(ロシア)が加わったチームが担当。

さらにもう1台のマシーンは、ミハエル・アメルミュラー(ドイツ)、フランク・スティプラー(ドイツ)、そしてジョハン&フェルリナンドのスタック兄弟(オーストリア)がドライブ。

昨年総合２位を獲得したピーター・マメロウ率いるチームとベルギーアウディクラブ チームWRTも、今年のニュルブルクリンク24時間レースに参戦。

Prosperia C. Abtチームマメロウのマシンは、昨年の覇者マーク・バーセン(ドイツ)と組んだクリスチャン・マメロウ(ドイツ)、トーマス・ムッシュ(ドイツ)、レネ・ラスト(ドイツ)がドライブ。

ベルギーのチームWRTもまた昨年の覇者クリストファー・ハーセを擁し、2回のバサースト24時間レース優勝経験者クリストファー・ミース(ドイツ)、昨年のゾルダー出場のエドワード・サンドストローム(スウェーデン)とローレンス・バンドール(ベルギー)がチームメイトとなった。

この他、デニスとマークの双子のブッシュ兄弟(ドイツ)が、マニュエル・ラウック(ドイツ)と共にAudi R8 LMS ultraのステアリングを握ってニュルの耐久レースに初参戦する。

一方、アウディ レースエクスペリエンスも、完璧な布陣でレースに臨む。2台エントリーされるマシンを、才能と経験が豊富なカスタマードライバー達と、3回のルマン優勝経験を持つマルコ・ヴェルナー(ドイツ)、元DTMドライバーのラヘル・フレイ(スイス)、元F1ドライバーのアレックス・ユーン(マレーシア)といったプロドライバーの混合チームでドライブする。

8台すべてのAudi R8 LMS ultraは、エアロダイナミクス性能向上に貢献するリアビューカメラ式ミラー、サスペンデッド リアウイング、進化型エクゾーストシステムなどが装着された、2013年FIA技術規則に準じた仕様となっている。