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Audi R8 LMS ultraが出走するGT300クラスは、「JAF-GT」と「FIA-GT3」の2種類のマシーンにより争われる。2012年と打って変わり、2013年はJAF-GTが優勢で、過去3戦のポールポジションはすべてJAF-GTのマシーンが獲得。決勝でも、第1戦のSLS以降、FIA-GT3勢の優勝がない。
Audi R8 LMS ultraも苦戦を強いられており、さらに、第4戦からは、Hitotsuyama Racingの1台だけのエントリーとなり、もはやカーナンバー21だけが頼みの綱だ。



決勝でも、序盤からBRZが快調に飛ばし、これを2台のCR-Zが追う展開になったが、途中からトップに躍り出たARTA CR-Zが、終盤、突然降り出した雨にも負けず、第3戦のセパンに続いて優勝を手に入れた。
一方、GT500クラスは、途中、トップ争いを繰り広げていた4台が姿を消す波乱があり、#8 ARTA HSV-010が優勝。GT500、GT300の両クラスをARTAが制覇する結果となった。


#21 ZENT Audi R8 LMS ultraは、途中、雨が降り出したにもかかわらず、レインタイヤへの交換をガマンし、そのまま走り続けたことなどもあって、スタートから9ポジションアップの8位でレースを終えている。


次戦は8月18日の鈴鹿1000km。長丁場に強いAudi R8 LMS ultraだけに、JAF-GT勢に一矢報いることを期待したい。

(Text & Photos by Satoshi Ubukata)