2012年9月8日〜9日、富士スピードウェイにおいてSUPER GT第6戦の予選・決勝が行われた。
※ギャラリーは1to8.net / facebook
SUPER GTが富士で開催されるのは今年2回目。第5戦の鈴鹿からわずか3週間というタイトなスケジュールでの開催となった。
鈴鹿では#99 Racerbook Audi R8 LMSがクラッシュのためにリタイア。その修復はほぼ終わっていたが、大事を取って今回は出場せず。また、#21 ZENT Audi R8 LMSは、鈴鹿から合流したリチャード・ライアン選手がシンディ・アレマン選手に代わりレギュラードライバーを務めることになった。
8日の予選は、"ノックアウト方式"により行われた。Q1、Q2、Q3の3セッションがあり、GT300クラスは、Q1で16位以上が次のセッションに進出できる一方、17位以下はQ1で順位が確定。また、Q2では10位以上がQ3に進出して最終的な順位を決定する。
アウディR8 LMS勢は、Q1で#11 GAINER DIXCEL R8 LMSの平中克幸選手が8位、#21 ZENT Audi R8 LMSのリチャード・ライアン選手が11位、#30 IWASAKI MODAクロコ apr R8の坂本雄也選手が13位で、揃ってQ2に進出。
しかし、Q2では、#21の都筑晶裕選手が15位、#11の田中哲也選手が14位、#30の岩崎祐貴選手が12位でQ3進出を逃した。
GT300クラスのトップ3は、1位が1分40秒417のコースレコードを叩き出した#31 apr HASEPRO PRIUS GT(新田守男・嵯峨宏紀組)。2位が#33 HANKOOK PORSCHE(影山正美・藤井誠暢組)、3位が#16 MUGEN CR-Z GT(武藤英紀・中嶋大祐組)で、ハイブリッドカーが2戦連続でポールポジションを獲得している。
翌9日には決勝が行われた。朝から夏の陽射しが降り注いだ富士スピードウェイは、スタートの午後2時には気温29℃、路面温度45℃と過酷な状況。3万3000人の観客が見守るなかスタートを切ると、直後の1コーナーでポールポジションの#31 プリウスがスピンに見舞われ、代わりに#33 ポルシェがレース序盤をリードする。
ところが、17周目、鈴鹿で優勝した#66 triple a vantage GT3が首位を奪い、次元の違う速さを見せた。前回同様このまま逃げ切るかと思われたが、中盤にエンジントラブルでリタイア。ふたたび#33 ポルシェがトップに。
しかし、#33 ポルシェには試練が待ち受けていた。終盤、猛烈な追い上げを見せた#31 プリウスが#33 ポルシェに迫り、トップ争いを演じることに。ところが、53周目に2台はヘアピンで接触し、#31 プリウスは痛恨のスピン! これで#33 ポルシェは逃げ切り優勝。2位は#16のCR-Z、3位に#31 プリウスが留まった。
アウディR8 LMS勢は、終始苦戦を強いられる。#21 ZENT Audi R8 LMSは終盤、電気系のトラブルに見舞われリタイヤに。一方、#11 GAINER DIXCEL R8 LMSはじわじわと追い上げ、7位でゴール。また、#30 IWASAKI MODAクロコ apr R8もスタートからポジションを3つ上げて10位でレースを終えている。
その結果、チームランキングは1位が73ポイントの#33 HANKOOK KTR。これを#11 GAINERが63ポイントで追う。レースは、残すところ9月30日のオートポリスと10月28日のもてぎの2戦だけとなり、#11 GAINERが踏みとどまるのか、あるいは逆転劇を見せてくれるのか、目が離せない状況になってきた。引き続きアウディR8 LMS勢の健闘に期待しよう。
(Text & photos by Satoshi Ubukata)
※ギャラリーは1to8.net / facebook
SUPER GTが富士で開催されるのは今年2回目。第5戦の鈴鹿からわずか3週間というタイトなスケジュールでの開催となった。
鈴鹿では#99 Racerbook Audi R8 LMSがクラッシュのためにリタイア。その修復はほぼ終わっていたが、大事を取って今回は出場せず。また、#21 ZENT Audi R8 LMSは、鈴鹿から合流したリチャード・ライアン選手がシンディ・アレマン選手に代わりレギュラードライバーを務めることになった。
8日の予選は、"ノックアウト方式"により行われた。Q1、Q2、Q3の3セッションがあり、GT300クラスは、Q1で16位以上が次のセッションに進出できる一方、17位以下はQ1で順位が確定。また、Q2では10位以上がQ3に進出して最終的な順位を決定する。
アウディR8 LMS勢は、Q1で#11 GAINER DIXCEL R8 LMSの平中克幸選手が8位、#21 ZENT Audi R8 LMSのリチャード・ライアン選手が11位、#30 IWASAKI MODAクロコ apr R8の坂本雄也選手が13位で、揃ってQ2に進出。
しかし、Q2では、#21の都筑晶裕選手が15位、#11の田中哲也選手が14位、#30の岩崎祐貴選手が12位でQ3進出を逃した。
GT300クラスのトップ3は、1位が1分40秒417のコースレコードを叩き出した#31 apr HASEPRO PRIUS GT(新田守男・嵯峨宏紀組)。2位が#33 HANKOOK PORSCHE(影山正美・藤井誠暢組)、3位が#16 MUGEN CR-Z GT(武藤英紀・中嶋大祐組)で、ハイブリッドカーが2戦連続でポールポジションを獲得している。
翌9日には決勝が行われた。朝から夏の陽射しが降り注いだ富士スピードウェイは、スタートの午後2時には気温29℃、路面温度45℃と過酷な状況。3万3000人の観客が見守るなかスタートを切ると、直後の1コーナーでポールポジションの#31 プリウスがスピンに見舞われ、代わりに#33 ポルシェがレース序盤をリードする。
ところが、17周目、鈴鹿で優勝した#66 triple a vantage GT3が首位を奪い、次元の違う速さを見せた。前回同様このまま逃げ切るかと思われたが、中盤にエンジントラブルでリタイア。ふたたび#33 ポルシェがトップに。
しかし、#33 ポルシェには試練が待ち受けていた。終盤、猛烈な追い上げを見せた#31 プリウスが#33 ポルシェに迫り、トップ争いを演じることに。ところが、53周目に2台はヘアピンで接触し、#31 プリウスは痛恨のスピン! これで#33 ポルシェは逃げ切り優勝。2位は#16のCR-Z、3位に#31 プリウスが留まった。
アウディR8 LMS勢は、終始苦戦を強いられる。#21 ZENT Audi R8 LMSは終盤、電気系のトラブルに見舞われリタイヤに。一方、#11 GAINER DIXCEL R8 LMSはじわじわと追い上げ、7位でゴール。また、#30 IWASAKI MODAクロコ apr R8もスタートからポジションを3つ上げて10位でレースを終えている。
その結果、チームランキングは1位が73ポイントの#33 HANKOOK KTR。これを#11 GAINERが63ポイントで追う。レースは、残すところ9月30日のオートポリスと10月28日のもてぎの2戦だけとなり、#11 GAINERが踏みとどまるのか、あるいは逆転劇を見せてくれるのか、目が離せない状況になってきた。引き続きアウディR8 LMS勢の健闘に期待しよう。
(Text & photos by Satoshi Ubukata)