120716-CSC5-2.jpgちょっと早起きしてワインディングロードをひとっ走り。1.4 TFSIとはいえS-lineですから、きびきび走るんです! タイヤを「コンチスポーツコンタクト5(CSC5)」に、ホイールを「RAYS C345 PRIME」に交換してしばらく経ちますが、なかなかワインディングロードに行く機会がなく、街中と高速道路ばかりを走る日々が続いていました。

120716-CSC5-1.jpgそんな状況でも、この新しいシューズは純正の17インチ(A3スポーツバック 1.4 TFSIのS-lineは17インチが標準)から1インチアップしたにもかかわらず、純正の17インチよりも快適でスポーティな走りをもたらすことはすでに報告したとおりです。
だから不満はないんですが、「やはりその実力を試しておかなくては!」という使命感から(!?)、梅雨の合間を縫ってワインディングロードに向かうことに。

その日は、昼前から雨の予報。目的地に辿りついた時点では、まだなんとか曇り空を保っていました。さっそく走りだすと、CSC5は実に頼りになるタイヤでした。コーナーに向かってステアリングを切り込んでいくと自然にグリップが立ち上がるんですが、驚いたのはそのグリップの高さ。コーナリングスピードを速めていってもグリップは天井知らずで、ちょとやそっとのことではタイヤのスキール音もしない頼もしさなのです。

125psの1.4 TFSIだから......と思われるかもしれませんが、実はその数日後に今度はゴルフGTIに同じサイズのCSC5を装着して試す機会がありました。もちろん結論は同じです。

ハイパフォーマンスタイヤらしからぬ自然なフィーリングを備えながら、ここぞという場面では強大なグリップを発揮するCSC5。"プレミアムスポーツタイヤ"と呼ぶにふさわしい性能の持ち主です。その魅力を一度味わってしまうと、もう戻れません!

一方、ワインディングロードに愛車を連れ出してみて、S-line専用のスポーツサスペンションに多少不満も。それなりにきびきび感はあるんですが、反面、しなやかさというか、懐の深さというか、そういうものがやや不足しているのです。他のモデルのS-lineが好ましい傾向にあるからなおさら目立つのかもしれません。

ということで、足回り、見直してみようかな?

(Text by Satoshi Ubukata)


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