Audi A3 Sportbackの仕様変更として、やはり注目したいのはLEDヘッドライトが選べるようになったことです。
Audi A3シリーズでは、これまでもバイキセノンヘッドライトが標準装着であり、夜の視界に不満はありませんでした。しかし、LEDヘッドライトが選べるとなると、どうしても気になってしまいます。今回、試乗したのはAudi A3 Sportback1.4 TFSI COD（cylinder on demand）。LEDライトパッケージとS lineパッケージが装着されています。
写真を見ただけでも、LEDヘッドライトの明るさがわかるでしょう。夜間、実際に運転してみても、バイキセノンヘッドライトに比べて、一段と明るさが増した印象です。
LEDヘッドライト装着車にはフロントフォグライトがありません。そのかわり、"オールウェザーライト"が装着されています。下の写真は通常時（左下）とオールウェザーライトを点灯したとき（右下）を比べたもの。中央寄りのライトがオールウェザーライトで、これを点灯すると光が広がり、周囲が見やすくなりました。
ちなみに、ウインカーはポジションライト部分が光るようになります。切れのあるLEDの点滅がカッコいい！さらに室内の照明がLEDに変わります。ドアや足元の照明も追加され、いまどきのAudiらしい雰囲気です。
カップホルダーにもLEDライトが追加されていて、これらすべてあわせて14万円というオプション価格は、あまりに魅力的です......悔しい（笑）LEDインテリアライトとは別に、スイッチ類にクロームのアクセントが追加されるようになったのも、新しいところ。これまではS3のみでしたが、今後は全グレードに装着されるようです。
ベースモデル以外でS lineパッケージが選べるようになったのも見逃せません。専用バンパーやアルミホイール、ブラックのヘッドライニング、専用のシートなどにより、見た目がいっきにスポーティに。
ステアリングホイールもフラットボトムのパンチングレザータイプに変わります。また、S line専用チューンのスポーツサスペンションが装着されますが、もちろんガチガチに硬い感じはなく、十分に快適性が確保されていました。というわけで、最初に購入したA3オーナーには、"目に毒"ばかりの仕様変更。これから購入しようという方が、本当にうらやましい！
(Text & photos by Satoshi Ubukata)
