アウディ ジャパンの広報車が2012年モデルに入れ替わったと知り、まずはスポーツパッケージ装着車を借り出してみました。
2012年モデルの変更点としては、・スポーツパッケージにパドルシフトが追加
・アドバンストキーがオプションとして新設定
・コントラストルーフが標準モデルでも選べる／組み合わせカラーも追加
などが挙げられます。冒頭の写真はアドバンストキーを選んだときにコックピットに追加されるスタートボタン。いつもの癖でついキーを差し込みそうになったり、エンジンを停めるときにキーを捻ろうとしたり......というのはここだけの話です（笑）
2012年モデルといっても、外観上は2011年と区別がつきません。
ただ、2012年モデルからライセンスプレートランプがLEDに変わったので、夜間うしろから見れば、2012年モデルかどうかがわかります。
それから、細かいところでは、荷室のトリムが変更されていました。左の写真で、トリムの表面が線上に盛り上がっているのがわかりますか？ 以前はこのような盛り上がりはなく、なぜかフェルトが貼ってありました。おそらくテールゲートがガタついて、音が出ていたんでしょうね......。ウチのA1もこのパーツに交換してみようかな？
インテリアでは、スポーツパッケージにパドルシフトが採用されたのいいですね。Dレンジに入れたまま、パドルを操作するだけに一時的にマニュアル操作ができるのが気に入っています。放っておけば自動的にDに戻りますし、また「＋」を引いたままにすればすぐにDレンジ戻すことも可能です。
カタログ上はエンジンやトランスミッションに変更はありませんが、試乗車のSトロニックはウチのA1よりも動作がスムーズでした。スペックに現れない変化って意外に多いんですよね。スペックに現れない変化といえば、2012年モデルになって、スポーツサスペンションがマイルドになったように思えました。荒れた路面を走行しているときに、伝わってくるショックが明らかに小さいのです。試乗車はオプションの17インチ（タイヤはウチのA1と同じコンチ・スポーツコンタクト2）を装着していましたが、ウチのA1よりも快適でしたね。
ところで、この試乗車には「BOSEサラウンドサウンドシステム」が付いていて、ライトを点けるとドアスピーカーのまわりが光ります......というのはさておき、使ってみた印象は、標準のオーディオでも十分音はいいんですが、このBOSEは抜けがいいというか、ボリュームを上げたときに変なこもりがないのが好印象です。ついつい大音量で好きな音楽を聴いてしまいました。というわけで、2011年モデルのオーナーとしてはちょっぴりうらやましい2012年モデル。近いうちに標準モデルにも試乗してみようと思っています。
(Text by Satoshi Ubukata)
