「ビルシュタイン(BILSTEIN)」「アイバッハ(Eibach)」「レムス(REMUS)」など、ヨーロッパの人気アフターパーツを日本のユーザーのために輸入・販売する阿部商会が、2026年1月9日から11日まで、幕張メッセで開催中の「東京オートサロン2026」にブースを展開している。

今年のブースのみどころは?
阿部商会のブースは、サスペンション、エキゾーストシステム、MINI向けオリジナルパーツなど、同社が注力する4ブランドを軸に構成されている。会場では、ビルシュタイン、アイバッハ、レムス、そしてMINI向けのオリジナルブランド「アムゼックス(AMSECHS)」を前面に打ち出し、実車装着のデモカーや最新製品を通じて具体的な提案を行った。
ビルシュタインがニューモデル向け車高調を展示
ビルシュタインでは、2台のデモカーを用意し、いずれも同社ダンパーを実車装着で紹介した。最大のトピックは、新たに設定された「スズキ・ジムニーノマド」向けダンパーの国内披露で、会場では実際の装着状態を確認できる形とした。また、新型MINI向けにはB14車高調キットを新規設定し、スポーティな足まわりの選択肢を拡充している。



加えて、「フィアット・デュカト」向けサスペンションの設定開始も明らかにされ、あしまわりにこだわるユーザーには朗報となるはずだ。
要注目のアイバッハSportline Plusは
アイバッハでは、新製品「Sportline Plus(スポーツラインプラス)」が大きな注目を集めている。これはスプリング式の車高調という位置づけで、純正の電子制御ダンパー(DCC/EDC)をそのまま活かせる点が最大の特徴である。

従来のPro-Kitによるローダウンやリフトアップに加え、電子制御対応という新たな選択肢を提示したことで、純正機能を維持しながら車高調整を行いたいユーザー層を明確に意識した製品となった。導入車種はまずフォルクスワーゲンとBMWからスタートし、とくににGolf8では人気のチューニングアイテムになるのは間違いない。

価格帯は約20万円前後とされ、フル車高調に近い水準ながら、電子制御を残せるメリットを評価するユーザーに向けた現実的なアップグレードとして重宝されることになるだろう。
レムスではチタン製テールエンドが話題を呼びそう
レムスでは、BMWのM系モデル向けキャタバックシステムを中心に展示を行った。同ブランドの特徴であるテールエンド選択式の構成を前面に押し出し、好みに応じて外観イメージを変えられる点を訴求している。

今回の新要素としては、従来になかったチタン製テールエンドが加わったことが挙げられる。レーシーなGTテイストを意識した新デザインで、これまで主流だったカーボン系に加え、選択肢の幅を広げた。最近ではこのチタン仕様を選ぶユーザーも増えており、既存の売れ筋に対するプラスアルファとして、デザイン面での新鮮さを提供している。

MINIユーザーはアムゼックスにも注目
アムゼックスは、阿部商会が展開するMINI専用のオリジナルブランドで、同社とMINI正規ディーラーグループとのコラボレーションによって生まれた。今回は新型MINI F66世代に対応したパーツを中心に展示し、ブレーキパッド、ホイール、ラムエアシステムなどをラインアップしている。

中でもラムエアシステムは、先代F56で高い支持を得た実績を背景に、今回も主力商品として位置づけられた。加えて、グループM、COX、CPMといった有名ブランドとの協業によるアムゼックス専売仕様も用意し、他では入手できない仕様やカラー、素材使いによって独自性を強めている。
車種専用ドリンクホルダーなど、細部にまで踏み込んだオリジナルアイテムの展開も進めており、MINIユーザーに向けた“ここでしか手に入らない”価値を前面に打ち出した。
阿部商会のブースは、4ブランドそれぞれの最新トピックが明確にわかる構成が印象的だった。
足まわりからエキゾースト、専用パーツまでを一貫して扱う同社の強みが、今回の展示で改めて明確になったといえる。
(Text & Photos by Satoshi Ubukata)


