2025年12月19日、フォルクスワーゲン ジャパン(VWJ)は、2026年1月9日から11日まで千葉・幕張メッセで開催される「東京オートサロン2026」への出展概要を発表した。会場では、GTI誕生50周年を迎える節目の年にあわせ、電動GTIの将来像を示す「ID.GTI Concept」を日本で初めて公開する。あわせて、「Golf R Black Edition」およびフル電動ミニバン「ID. Buzz」も展示される予定である。

GTIのDNAを電動化時代へとつなぐ「ID. GTI Concept」
今回の出展における最大のトピックが、「ID.GTI Concept」の国内初披露だ。同モデルは2023年9月にドイツ・ミュンヘンで開催された「IAA MOBILITY 2023」において世界初公開されたコンセプトカーで、Volkswagenが半世紀にわたり培ってきたGTIの思想を、電気自動車時代にどう継承・進化させていくかを示す存在と位置付けられている。
GTIは1976年に初代モデルが登場して以来、「運転の楽しさ」と「日常的な実用性」を高次元で融合させたホットハッチとして独自の地位を築いてきた。スポーツモデルに匹敵する性能を持ちながら、ハッチバックとしての実用性を犠牲にしないという哲学は、Golf GTIを象徴とする長い系譜を通じて受け継がれてきた。
ID.GTI Conceptは、そのDNAを電動パワートレインに置き換えた際にも成立させようとする試みであり、ドライビングプレジャーと持続可能性の両立をテーマとしている。スポーティで象徴的なデザイン、先進性を強調しながらも、GTIらしい「身近さ」を失わない点が特徴とされ、Volkswagenが描く次世代GTI像を具体的に体現するモデルとなっている。
ブラックを基調とした特別仕様「Golf R Black Edition」
ブースにはこのほか、Golfのハイパフォーマンスモデル「Golf R」をベースに、ブラックカラーの専用アイテムや特別装備を施した「Golf R Black Edition」も展示される。
さらに会場では、フル電動ミニバン「ID.Buzz」も展示される。ID.Buzzは、“ワーゲンバス”の愛称で知られるVolkswagen「Type 2」のヘリテージを現代的に再解釈したモデルであり、レトロなデザインと最新の電動技術を融合させた点が特徴だ。
ブースイベントと来場者向け企画
Volkswagenブースでは、車両展示に加えて来場者向けの企画も用意される。アンケートに回答した来場者には、Volkswagenのオリジナルトートバッグがその場でプレゼントされるほか、ドイツVolkswagenアカデミー公認トレーナーによるトークショーも実施予定とされている。
さらに、来場者全員に対して、今後の「GTI」および「ID.Buzz」に関する情報をまとめた冊子が配布される予定で、Volkswagenが描く電動化とスポーツ性の両立というブランド戦略を、より深く理解できる場となりそうだ。
(Text by 8speed.net Editorial Team / Photo by Volkswagen Japan)
※本記事はプレスリリースをもとに、一部AIツールを活用して作成。編集部が専門知識をもとに加筆・修正を行い、最終的に内容を確認したうえで掲載しています。


