「Tiguan TDI 4MOTION」で宮崎から東京まで2泊3日のドライブをしました。まずは1日目、宮崎から山口までの様子を報告します。

12月の第2週、フォルクスワーゲン ジャパン(VWJ)が宮崎をベースにTDI試乗会を開催しました。その最終日、私はとある自動車メディア枠で試乗をしました。クルマは「T-Roc TDI 4MOTION」でした。

T-Roc TDI 4MOTIONで都井岬を訪れたときの様子。一緒に映っている「岬馬」は野生化した家畜馬で、国の天然記念物に指定されています。
もともとは1日目に試乗し、2日目の午前中に飛行機で東京に戻るというスケジュールなのですが、せっかくなので(!?)、試乗車を1台借りて、ひとり東京まで自走することにしました。いわゆる“乗り逃げ”です。そのままT-Roc TDI 4MOTIONを乗り続けても良かったのですが、他にもGolf、Golf Variant、Passat、Tiguanがあったので、今回はTiguanをロングドライブの相棒に選びました。
宮崎市内から東京までは約1300km。その気になれば1日で走れますが(!?)、途中、寄り道してみたいところがいくつかあったので、山口県の岩国と大阪府の東大阪にホテルを予約し、2泊3日で東京に戻ることにします。

ということで、宮崎遠征の後半戦スタートです! 1日目、朝8時に宮崎市内のホテルを出発しますが、さっそく寄り道。市内から約20km離れたあたりの別府田野川に“洗い越し”、つまり道路の上を川が流れる場所があるというので、まずは最初の目的地をそこに設定します。

別府田野川の“洗い越し”。もう少し水量が多いと、さらに見映えがいいのですが(笑)

別府田野川の“洗い越し”。もう少し水量が多いと、さらに見映えがいいのですが(笑)
途中、道を間違えてダートを走るというハプニングがありましたが、そこはさすがTiguan TDI 4MOTION、車高が高いうえに4WDなので、未舗装で多少荒れた道でも難なく走破できました。
宮崎滞在の証拠写真が撮れたところで、ここからは一気に岩国に向かいます。ルートとしては、九州の真ん中を縦断する九州自動車道と、九州の東を走る東九州自動車道がありますが、九州自動車道はこれまで何度か走ったことがあるので、今回はあまり馴染みのない東九州自動車道を選びました。
実際に走ってみると、東九州自動車道を選んだのをすぐに後悔しました。東九州自動車道のほとんどの区間が片側1車線(対面通行)で、なかなかペースが上がらないからです。でも、海のそばを走る道路なので、とても眺めが良く、しかも、今回はSUVのTiguanなので、運転席からも海がよく見え、とても気持ちの良いドライブができました!
北九州JCTで九州自動車道に入り、関門自動車道のめかりPAに辿り着いたのは14時過ぎ。これを逃すとお昼を食べ損ねそうだったので、ふぐ天うどんで空腹を満たしたあと、関門橋を渡りました。

めかりPAからの眺め

めかりPAでは、ふぐ天うどんでお腹をチャージ!
山口県に入ってからは中国道から山陽道に分岐して岩国インターへ向かいます。Tiguan TDI 4MOTIONの場合、7速のエンジン回転数は80km/hで約1200rpm、100km/hで約1500rpmと低く、エンジン音はロードノイズに消されてほとんど聞こえません。遅いクルマを追い越すときも、アクセルペダルを少し踏み増すだけですっと加速し、エンジン音も一気に高まったりしません。一所懸命加速しているという感じがないからか、ドライバーはリラックスしたままでいられるのが、Tiguan TDI 4MOTIONの頼もしいところです。
そして、18時頃には岩国インターに到着。高速/有料道路の走行距離は495kmで、燃費は19.7km/L。今回は基本的には燃費を稼ぐためにペースを落とすことはせず、クルマの流れにまかせて走りました。以前、ほぼ平坦な高速道路を100km/h巡航したときの燃費が23.3km/Lでしたが、今回はアップダウンが多いルートだったので、このくらいの数字に留まったのでしょう。一方、一般道を含めた走行距離は546kmで、平均燃費は19.1km/Lでした。
Part2に続く……
(Text & Photos by Satoshi Ubukata)


