2年の一度のモーターショー、「Japan Mobility Show 2025」の一般公開が10月31日から始まります。それに先駆け、プレスデイの10月29日、会場を覗いてきました!

東京モーターショーの後継イベントとしてJapan Mobility Showがスタートしたのが2023年のこと。2回目の開催になるJapan Mobility Show 2025のテーマは「ワクワクする未来を、探しに行こう!」で、「いくっしょ、モビショー!」が合い言葉だといいますが、少なくとも私のまわりで“モビショー”といっている人は誰もいません……。
開催概要などは公式サイト(https://www.japan-mobility-show.com)をご覧いただくとして、私にとって一番のお目当てはやはり自動車メーカーの展示です。とくに輸入ブランドのブースが楽しみですが、フォルクワーゲングループ傘下のブランドは、今回も出展がありませんでした。「ID.Buzz」のコンセプトカーが展示された2017年が最後でした。
今回、輸入ブランドで出展しているのは、欧米はメルセデス・ベンツとBMW/BMW MINIだけで、あとはBYD、ヒョンデ、そして初出展のキアのアジア勢でした。

メルセデス・ベンツのブース

EVとなった新型CLA

AMG.EA(AMG Electric Architecture)を採用した「CONCEPT AMG GT XX」

ワールドプレミアとなった「MINI Paul Smith Edition」。なんと、会場にはポール・スミス卿が登場!

ジャパンプレミアの「BMW M2 CS」

こちらもジャパンプレミアの「BMW iX3」
注目は、日本初公開(ジャパンプレミア)の展示車ですが、なかには「MINI Paul Smith Edition」や、注目の軽EV「BYD RACCO(ラッコ) 」という世界初公開(ワールドプレミア)もあって盛り上がっていて、フォルクスワーゲンオーナーとしてはちょっと寂しい気持ちになりました。

BYDは日本専用の軽EV「RACCO(ラッコ)」を世界初公開。2026年に発売予定だ。

プラグインハイブリッド車の「BYD SEALION 6 DM-i」は12月に正式発表の予定。

韓国KIAのインポーターとなるKia PBVジャパンは、EVバンの「PV5」を2026年春に発売予定。商用車だけでなく、乗用車仕様もあり、PV5 カーゴが589万円〜、PV5 パッセンジャーが679万円〜と魅力的な価格設定。
そんな私の心を癒やしてくれたのが、「タイムスリップガレージ」。自動車史に名を刻んだ名車がテーマごとに並べられていて、おそらく会場内唯一のフォルクスワーゲンとなる「Type 1(ビートル)」や、かつての愛車である「いすゞ・ジェミニ」と「トヨタ・プリウス」、ほかにも当時憧れたクルマに出逢うことができました。

東7ホールの「タイムスリップガレージ」は必見!

Japan Mobility Show 2025唯一のフォルクスワーゲンを発見!

私もかつて乗っていた初代「トヨタ・プリウス」

アクロバティックなCMで一世を風靡したいすゞ・FFジェミニ

他のSUVとは一線を画するデザインが魅力の「いすゞ・ビークロス」
さらに、西展示棟4階の部品・機械器具展示の部門も足を運んでみる価値はあり、日本を代表するホイールブランドの「RAYS」や、「学生フォーミュラ」の優勝車が展示されている自動車技術会のブースなどで足を止めました。

日本を代表するホイールブランドの「RAYS」ブース。

学生フォーミュラ日本大会2025のICVクラスで優勝した京都工芸繊維大学のマシーン。

その足元にはOZ Racingのマグネシウムホイールが装着されている。
最盛期の幕張時代に比べるとコンパクトにまとまっているJapan Mobility Show。プレスデイなら1日でまわれる内容ですが、一般公開日だともう1日ほしいかも!?
なお、会場は東京ビッグサイトです。間違えて幕張メッセに行くことのないよう、どうぞお気をつけて!
(Text & Photos by Satoshi Ubukata)


