2025年10月16日、Volkswagenは、ウォルトディズニーアニメーションスタジオと提携し、同スタジオの最新作『Zootopia 2』とのグローバルコラボレーションを実施すると発表した。映画は11月26日(現地時間)に劇場公開される予定で、作中にはVolkswagenの電動モデルをモチーフとした3台のアニメーション車両が登場する。

“Wolfswagen”として作品に登場
本作に登場する車両は、「ID.3」「ID.4」「ID.7 Tourer」をベースにデザインされた特別仕様。Zootopiaの世界観にあわせてデフォルメされ、Volkswagenは“Wolfswagen(ウォルフスワーゲン)”として描かれる。これは同社本社の所在地であるドイツ・ウォルフスブルクにちなんだ演出であり、動物たちの社会を描くZootopiaならではのパロディとして物語の一部を彩る。


Volkswagenは映画公開に先立ち、共同制作による30秒のテレビCMを発表した。このCMでは、劇中キャラクター「Gazelle」が歌う新曲に合わせ、Zootopia風にアレンジされたID.シリーズが登場。映画の世界観を取り入れた映像演出により、作品とブランド双方の魅力を高めている。映像は映画館やテレビ、SNSなどを通じて世界各地で展開される予定だ。
Volkswagen Passenger CarsのチーフブランドオフィサーであるChristine Wolburg氏は次のように述べている。
「ブランドの感情的なストーリーテリングを効果的に実現し、新たな顧客層にアプローチするうえで、協働は重要な役割を果たします。『Zootopia 2』は、偏見を問い、新しい道を共に切り拓くことの大切さをユーモラスに描いており、Volkswagenの価値観とも一致しています。ブランドを“Zootopia風”に表現できることをとても嬉しく思います」
同社はこれまでも、ディズニー傘下のスタジオとの協業を通じて映画作品に登場してきた。たとえば、Star Warsシリーズ『Obi-Wan Kenobi』や、Marvel Studiosの『Ant-Man and The Wasp: Quantumania』では、ID. Buzzなどの電動モデルを起用し、作品世界に溶け込む形でブランド訴求を行っている。
今回のグローバルキャンペーンは、各国のVolkswagen現地法人がそれぞれ異なる形で展開する。ドイツでは、『Zootopia 2』とのコラボレーションを活用し、「Golf」「ID.7 Tourer」「T-Cross」などのリースキャンペーンを実施。映画とのタイアップを通じて、電動化ブランドとしての認知拡大とファミリー層へのアプローチを図る。
映画『Zootopia 2』とは
『Zootopia 2』は、2016年に公開された『Zootopia』の続編。警官Judy Hopps(Ginnifer Goodwin)と相棒Nick Wilde(Jason Bateman)が、蛇のGary De’Snake(Ke Huy Quan)による事件を追ううちに、Zootopiaの新たな地域で活躍するストーリーだ。監督はJared BushとByron Howard、プロデューサーはYvett Merino。音楽面では、ポップスターGazelle役を再び演じるShakiraが新曲「Zoo」を披露する。
(Text by 8speed.net Editorial Team / Photos by Volkswagen AG)
※本記事はプレスリリースをもとに、一部AIツールを活用して作成。編集部が専門知識をもとに加筆・修正を行い、最終的に内容を確認したうえで掲載しています。