2025年6月13日、フォルクスワーゲンは、翌週開催されるニュルブルクリンク24時間レースの会場で発表予定の「Golf GTI EDITION 50」が、ニュルブルクリンク北コースで、フォルクスワーゲン車としては過去最速となる7分46秒13をマークしたと発表した。

ニュルブルクリンク北コースにおけるフォルクスワーゲン車の最速タイムは、Golf Rの開発ドライバーで、フォルクスワーゲンRのブランドアンバサダーを務めるベニー・ロイヒター選手が更新してきた。

2016年には「Golf GTI Clubsport S」で7分49秒21をマークし、これは当時、市販FF車最速のラップタイムとなった。2022年には「Golf R 20 Years」で自身の記録を更新する7分47秒31を叩き出した。
今回のGolf GTI EDITION 50では、その記録をさらに上回る7分46秒13をマーク。しかも、近年、ラップタイムの計測方法が変更になり、過去2回に対して今回は200m長く、過去の基準では7分41秒27となり、4WDのGolf R 20 Yearsよりも6秒近くタイムを縮めたことになる。


なお、タイムアタックした車両にはオプションのパフォーマンスパッケージが装着されていたという。
Golf GTI EDITION 50 sets Nordschleife Record in 07:46:13 – Fastest Volkswagen Production Model
www.youtube.com果たしてGolf GTI EDITION 50がどんなスペックや装備となるのか、正式発表の日が待ち遠しい。Golf GTI EDITION 50の発売は、GTIが50周年を迎える2026年の予定だ。
(Text by Satoshi Ubukata / Photos by Volkswagen)